■■ その二 ■■

山内丸山遺跡


2年ぶりに遺跡を訪れました。

前回工事中だった、モニュメントや展示館が完成し、国も文化財にふさわしい偉容を誇っていました。


2年前に学会の途中で立ち寄った頃には無かった
モニュメントの前で


有名な大型掘立柱建物跡を背景に
公式ホームページによればーーー

 地面に穴を掘り、柱を立てて造った建物跡です。地下水が豊富なことと木柱の周辺と底を焦がしていることにより、腐食することなく、今日まで残りました。

 この大型掘立柱建物跡の巨大木柱の出現が三内丸山遺跡保存のきっかけとなったといっても過言ではありません。

 穴の直径約2m・深さ約2mで、中に約1mのクリ材の木柱が入っていました。柱穴6穴の規模や太さ、柱の下の土の分析から考えて、弥生時代の佐賀県吉野ヶ里遺跡の楼閣に匹敵する高さ約20m以上の建物であったとも推測されています。

 この長方形の建物はどのような目的で使用されたのかは明確ではありませんが、当時、海岸が遺跡の近くまで来ていたことなどを考えると「物見やぐら」「灯台」、また「祭壇」「倉庫」などの施設を想定することができそうです。
 また柱と柱の中心の間隔がすべて約4.2mとなっており、縄文時代に長さの単位があった可能性も出てきました。


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