2007年2月10日


 ガバナー補佐の大切な仕事、IM(インターシティーミーティング)も終わり、ほっと一息。


 連休中前の土曜日に澄代と一緒に沼津御用邸に行ってきました。今年は異常な暖冬。新潟では、100年ぶりに年末積雪の無い冬を過ごしたようです。


 御用邸はすっかり春模様。紅白の梅が満開。それでも日陰の木々は、まだ三分咲きと言ったところでしょうか。


 菜の花の黄色い絨毯が敷き詰められていました。


 琴の音が流れる中、御用邸公園をのんびりと散策しました。牛伏海岸も穏やかな波模様。ヨットが一艘静かに帆走していました。


■ それから、沼津駅前のビビに行き、映画を見ました。


 周防正行監督作品、「それでもぼくはやっていない」という日本の裁判制度を描いた映画。観終わって、実に空恐ろしさを感じました。もちろん、ここは旧ソ連でも、ポルポトの支配するカンボジアでもないわけですから、そのまま闇から闇に一つの命が葬られる、という事はありません。しかし、この冤罪事件を扱った映画を観ると、この文明国の日本で、冤罪を晴らすことがこれほど難しいとは、想像だにしませんでした。


 犯罪者に対する刑罰があまりに軽いと思われる一方で、無実の罪を晴らすことがこれほど難しいとは、実に割り切れない思いを持ちました。ひょっとすると、未だに日本は文明国とは言えない部分を多々内包しているのかも知れません。


 皆さんもぜひご覧になることをお勧めします。


                      ●●


 
紅白の梅が満開でした
菜の花が綺麗でした
白砂青松と言いますが、昔はもっと美しかったのでしょうね
伊豆半島が霞んで見えます
もうすっかり春ですね