2008年12月20日


■12月20日ブケ東海で恒例の沼津西ロータリークラブ・クリスマス例会が行われました。ご家族も含めて40名以上の参加者がありました。


  懇親会の開会挨拶を親睦委員長の杉山さんから依頼されました。今年一年で感じたことを語りました。
開会のご挨拶

 みなさま、今晩は。


 今夜は
2008年のクリスマス例会です。2008年は、渡辺亀一会長・植松正幹事年度から鈴木泰次会長・久松但幹事年度にバトンタッチされました。本当に、ご苦労様でした。みなさまにとっては、どんな一年でしたでしょうか。


 私にとっては、
8月に家族で出かけた枯葉剤被害者支援のベトナム旅行が一番の思い出でした。寄付も含めれば100万近くかかりましたが、金では買えない貴重な経験をいたしました。


また、ある確信を得た一年でもありました。


 昨年の
8月に我が家を改造し、それまでに溜まった不用な品々を一斉に廃棄処分したのを機会に、自分自身の肉体の改造にも取り掛かりました。これまで続けてきた毎朝のウォーキングとは別に、エアロ・バイクを漕ぎ、筋トレを始めたのです。ほぼ毎日、45分ほどでしょうか。始めた頃は辛いばかりでしたが、先月1129日沼津医師会のテニス同好会があり、そのおり放ったあるショットが確信をもたらしたのです。ダブルスですので、サービスをしてネットダッシュをしました。返ってきたレシーブは私の左の肩口、ちょうどバックボレーの位置でした。以前でしたら返球するだけで精一杯のショットが見事にエンドラインセンターにエースとなったのです。スムーズなフットワーク、そして鍛えてきた上腕、前腕、手首の筋肉が調和して、今までできなかったショットを打つことができました。そのショットの球筋を追いながら、私ははっと気付いたのです。一年間こつこつ積み重ねてきた努力のお陰でこのショットが打てたのだ。あの努力は無駄ではなかったのだ、と。


 高齢化社会の到来がしきりに叫ばれます。そして年を取るということは肉体的にも精神的にも衰えることばかりが話題になります。しかし、この一年の地道な努力で得た確信は、少なくとも私の年齢なら、地道な努力を積み重ねれば、肉体的にもまだまだ成長できる可能性がある、ということでした。それ以来、毎日のトレーニングが楽しくなりました。



 「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る」井上靖は述べています。これからも希望を語ることの出来る人間でありたいと心に誓った2008年でした。



 今宵ひと時、短い時間ではありますが、ここにお集まりの全ての皆様が心からお楽しみいただけることを祈念いたしまして、開会のご挨拶とさせていただきます。