(ベトナム枯れ葉剤被害者支援の会)
2008年8月22日

ハノイ友好村にて 

植樹、音楽療法、奨学資金贈呈式


いよいよ二日目の始まりです。まずはハタイ省の友好村。


亀井正樹さんの記載によれば、


★ハノイ 友好村

 ハノイ市 内から車で30分ほど移動した郊外の農村地帯に友好村があります。ベトナム戦争に参戦した退役軍人らの呼びかけで建てらました。 

 広々とした敷地にはホールや宿泊棟などが建ち並び、リハビリや学習活動のほかに、習得した裁縫や刺繍の技術をいかして洋服などを製造できる、ちょっとした工場もあります。製品は店頭に陳列できるほど完成度の高いもので、収益を友好村のためにも使っているとのことです。ぜひ日本でも販売に協力してあげたいものです。


■まずは、みんなで植樹を行いました。いや、暑いのなんのって、汗が噴き出す中の作業ですので大変です。のんが植樹をしていると、足下にアリが無数に現れはい上がってきました。のんの悲鳴がとどろきました。


 館内にて奨学資金を三名に贈呈しました。一人の少女は枯れ葉剤の影響か、悪性腫瘍のために脾臓を摘出しているとのこと。また残る二名の男子生徒は、ともに聴覚障害にて会話ができませんでした。これからの人生に少しでもお役に立てば、これほど嬉しいことはありません。子どもたちが自立するには、教育しかないのです。教育こそが全てなのです。


 後日、貧しい農村を回ってみて、一生の間、医療も教育の光も決して当たらない子ども達がどれほど多いかを知った時、文字通り暗澹たる気持ちになるばかりでした。ここに入所している子ども達は、恵まれている方だということを、後ほど知ることになりました。


まずは植樹から。アリにたかられのんが悲鳴を上げました。




頑丈な草が絡んでいるためか、土を盛るのも容易ではありません。




施設の建物を背景に。向かって右端が通訳のアインさん




 良い家のお嬢様なのでしょう。高校生のボランティアとして参加していました。


 17歳の彼女は流暢な英語を操り、来年から英国に留学し経済学を学ぶ予定とのこと。


 ここに入所している子ども達はもちろん、農村で貧しさのために見捨てられている子ども達にも光の届く、そんなベトナムの国をいつの日か彼女のような若者達の手で作って欲しいものです。





脾臓の摘出手術を受けている彼女は、絵描きになりたい、という夢があるそうです。


北村 元さんと




三人の奨学生と友好村関係者の皆様




入所している子ども達。


未来が光に満ちたものになってくれ、と心の中で願うばかりです





音楽療法の真っ最中。宮尾事務局長のタンバリンを叩く子ども達




あやも仲良しになりました




音楽療法士 新谷 文子さん




澄代も輪に入って




私も汗びっちょりになって、子ども達と動き回りました。


8月22日 パート 2 ハンディキャップ・チルドレン村へ