2010 年 01 月のページ


01月01日(金曜日:晴れ、木枯らし)

 年末からの強い冬型の気圧配置で日本海側は大雪。こちらも強風が吹き荒れました。今朝は7時からウォーキング。久しぶりに愛鷹山の途中まで登りました。第二東名高速道路の工事現場まで足を伸ばしました。朝方は、まだ風も殆どなく穏やかな元旦の朝でした。みかんの花が咲いていました。

元旦の富士山

 元日の富士山です。左手に見えるのが東海大学開発工学部。昨年の学生募集で最終となりました。学生の減少から廃部になることが決まっています。跡地の利用にみんなが頭を悩ませています。


韮山の実家にて

澄代の実家に全員集合。祖母も元気で、また一年を暮らしてほしいものです。


1月2日(土曜日:晴れ)

 今日は子ども達と箱根駅伝を見ました。2日、3日と二日間に渡って行われる大手町から箱根までの駅伝です。Wikipediaによれば、

東京箱根間往復大学駅伝競走(とうきょうはこねかんおうふくだいがくえきでんきょうそう)とは例年1月2・3日に行われる関東地方の大学対抗の駅伝大会である。通称箱根駅伝(はこねえきでん)。

 出雲駅伝・全日本大学駅伝とともに男子の三大大学駅伝のひとつに数えられており、また、前出の2大会に続く三大駅伝の最終戦となっている。

 関東地区では正月の恒例イベントとして定着しており、高い人気を誇っている。当駅伝出場者からオリンピックや世界陸上などに出場を果たした選手も少なくない。

 東京都千代田区大手町・読売新聞東京本社前から鶴見、戸塚、平塚、小田原の各中継所を経て神奈川県足柄下郡箱根町・芦ノ湖までの往復コース。往路108.0km、復路109.9km、計217.9km。1月2日に東京から箱根への往路を、1月3日に箱根から東京への復路を走る。

 1920年2月14日に第1回大会が行われた。第1回大会はアメリカ大陸の継走での横断を実施するための代表選考会という位置づけであった。これは、1912年のストックホルムオリンピックに出場した日本人五輪選手第1号の金栗四三が、「五輪で日本を強くするには、長距離、マラソン選手を育成すること」と発案したことがきっかけである。第二次世界大戦中に一時中断され、1947年に復活した。第32回(1956年)から、現在の1月2・3日の開催となった。また、第1回大会では学生のための大会ということで午後から行われた。
 
 関東学連に加盟している大学に参加資格があるが、5年や10年ごとの記念大会では関東以外の大学が招待されることもある。最近では第80回(2004年)で特別に日本学連選抜チーム(この大会にすでに出場権を得ている大学以外から選抜した)がオープン参加で出場した。また、第83回(2007年)から学連選抜も順位が記録されることになった。もし、学連選抜が10位以内に入ればシード校は10校から9校に減り、代わりに翌年の予選会からの出場校は9校から10校に増えることになる。
 
 テレビ放送の全国生中継が開始されて以降、正月の風物詩として人気・知名度が格段に向上した



 ということですが、正月二日間家族揃ってテレビ観戦するのは、久しぶりでした。昨年同様東洋大学の柏原選手が5区の山登りで大逆転劇を演じ、見ごたえがありました。

 タスキを繋ぐ、という競技が他国にあるのか知りませんが、いかにも日本的で、ぜひオリンピックでも競技に取り上げられれば素晴らしい、と思います。

1月3日(日曜日:晴れ)

 箱根駅伝を見終わると子ども達は、そうそうに帰宅の準備。バスと電車に別れて、それぞれの下宿に帰っていきます。あっという間の年末年始の休暇でした。家族揃って、わいわいガヤガヤ楽しく過ごしました。これが一番の幸せなのでしょう。

 夕飯の楽しいこと。

 次回はいつみんなで集まれるでしょうか。明日からは、また仕事が始まり通常の日常がスタートです。

1月4日(月曜日:曇り)

 仕事初め。友人に聞くと明日から仕事初め、という人も結構いるようです。製造業では長めの休暇を取って生産調整しているのかもしれません。

 今朝、地元の新聞「沼津朝日」に原稿を投稿しました。昨年ベトナムを訪問し奨学金を贈呈したのですが、その奨学生チュンさんから近況を知らせる便りが届きました。その内容を題材に、「ある少女からの手紙」と題して書きました。

 日本では想像すらできない険しく過酷な状況の中で懸命に勉学に励む彼女の手紙から、日本の若者が勇気を得ることができたら、と願ったのです。どんな状況であれ、自分の未来を切り拓くのは自分の努力しかないのです。それは未来永劫変わるはずがありません。いったい今の自分に何ができるのか、それを真剣に考えることなくして未来があるはずがありません。

 ぜひとも素晴らしい未来を、自分の力で日本の若者に築いてほしいものです。

 ところでネットにこんな記事がありました。禁煙についての記事です。私は医療に携わるものとして、なぜ日本の政治や行政が禁煙にもっと力を注がないのか不思議でなりません。どれだけの無駄な医療費と貴重な命が奪われているか、誰にでも分かる自明の理なのにです。

 WHOが2008年に世界規模で初めてまとめた報告「Global TOBACCO Epidemic」のメッセージは強烈でした。「20世紀の間にたばこによる死者は世界で1億人だった。各国政府が手を打たなければ21世紀には10億人の死者が出る」です。先進国の中で日本の喫煙率は突出しているのですが、現在は所得が低い国で喫煙率が急増する傾向にあります。これは人口増加が著しい国に売り込む販売戦略のためで、日本たばこ産業が国内を穴埋めするように海外のタバコ事業を買収して大きく収益を伸ばしていることから分かるように、我々とも無縁ではありません。

 日本生活習慣病予防協会の《たばこ値上げで喫煙率を減少 「1箱500円」は世界的な流れ》がたばこ価格と税率について、日本と先進各国の違いをまとめています。「米国や英国の最近の男性の喫煙率である23%に比べると、日本の喫煙率はまだまだ高い。欧米のたばこ1箱の価格は、英国843円、フランス556円、ドイツ466円、米国706円と、日本よりも大幅に高い」「日本の1箱300円のたばこにかかる税は175円で税率は58%、増税すると75%に増加すると見込まれる。これに対し、海外諸国の現在のたばこ税率は英国77%、フランス80%、ドイツ76%、カナダ69%、米国37%、ノルウェー76%、インド69%などとなっている」

 詳しくはこちらをどうぞ。

 →「人間ドック学会も禁煙宣言、でもメディアは」

1月6日(水曜日:晴れ)

 冬型の気圧配置が強まり、日本海側では大雪。自分自身も富山に住んだ経験が無ければ、大変だろうな、と雪国の様子をテレビで見ながら人事のように感じるだけでしょう。でも、実際に一度でも住んでみると、本当に大変なのが良く分かります。

 『サラダ記念日』(サラダきねんび)で有名な俵万智さんが、NHKの日めくり万葉集の中で、大伴家持の以下の歌について話していました。ご本人は福井に長く住み雪国の恐ろしさ、というものを体験していますので、「いや重(し)け吉事(よごと)」と歌えた家持は雪国生まれでないから、こう歌えたのだろう、と述べられていましたが、自験からも納得できます。

 新しき 年の始めの 初春の 今日降る雪の いや重け吉事

(巻二十・四五一六 大伴家持)

『新しい年の始めの、初春の今日降る雪のように、良いことが積み重なりますように。』

 この時の家持をとりまく状況はたいへん苦しいものでした。橘奈良麻呂のクーデター計画の失敗で親友や友人を失いながら、自分はそれに関わらなかったために、なんとか生き残ることができました。

 しかし生き残ったために抱え込んだ悲しみや苦しみは筆舌に尽くしがたいものだったでしょう。

 そのような中、どういった気持ちで家持は因幡国に赴任したのか?また、最後の歌にはどのような意味があるのか?いろいろな疑問が浮かんできますが、この歌の解釈は人それぞれで正解はないとも言えます。つまり、皆さんの出した答えが皆さんにとっての正解なのです。家持の気持ちになって、最後の歌を一度詠ってみてください。


 さて、今朝の沼津朝日の言いたいほうだい欄に、投稿原稿が掲載されました。「ある少女からの手紙」です。

 人生は不公平です。それは誰しも子どもの時から感じているはずです。「運命がカードを配り、そのカードで勝負をする」といった諺がありました。まさに、その通りです。もっとお金持ちの家に生まれていれば、もっと体が立派だったら、もっと頭が良ければ、などなど、これまでキリがないほど無いものねだりをしてきました。でも、この年になると、そんな自分が愛おしくなってくるから不思議です。

 それなりに良く頑張って来たのかなと、まぁ、半分諦めでしょうか。自分と付き合うしかない、という事が身に染みて分かったのでしょう。自分の、この体と、この頭で精一杯生きるしかありません。

 今の若者は私たちの時代に比較して大変なのは良く分かります。それでも、文句ばかりを言っていても何も始まりません。上を見てもキリがないし、下を見ても切りがありません。自分と付き合って最善を尽くすしかないのです。そんな気持ちで書きました。


1月7日(木曜日:晴れ)

 昨日掲載された「ある少女からの手紙」を北村 元さんにお読みいただいたところ、大変お褒めの言葉をいただきました。まぁ、90%は社交辞令かな、とも思いますが、それでも10%は本当ですからうれしいの一言です。北村さんのブログに掲載してくださるそうです。北村さんのブログは、枯れ葉剤被害の事に関心を寄せる人間にとっては、バイブルのような存在ですから、そのような場所に掲載していただけるのは、本当に光栄です。

1月9日(土曜日:晴れ)

 穏やかな天候が続いています。気温は低いものの風が無いためか、とても暖かく感じる一日でした。今週は平成22年の最初の一週間。仕事を始めて最初の週でしたが、何と長く感じたことか。何日経っても週末にならない気がしました。夜間待機当番が二回もあったことも影響したかもしれません。落ち着かない一週間でした。それでも何とか無事にスタートできた事を感謝しなければいけません。

 ところで米国で開催中の2010 International CESの会場では様々な新製品が公開されドキドキワクワクです。ネットによれば、米NVIDIAは7日、新世代の「Tegra」を発表しました。特にモバイル時のWeb閲覧をターゲットとし、高解像度なタブレットPC向けに適したSoC(System-on-a-Chip)とされています。ひょっとすると日本の政権交代のようにパソコンの世界にも劇的な変化が起こる可能性が出てきました。

 インテルのMPUとマイクロソフトの基本ソフト、という20年近い定番がひょっとすると変わる可能性が出てきたのです。キーワードはもちろんインターネットです。ネットに繋がりネット上で作業ができれば端末が何であっても差し支えありません。ガソリンばかりを食い、動作はのろい現在のパソコンが変わらなければいけないのは当然です。上記のTegraが普及すればドラマチックに様子が変わる可能性があります。

 今年は、そんな楽しみもありますね。

1月10日(日曜日:晴れ)

 穏やかな一日。とても暖かな日でした。

 夜は愛のベトナムさわやか支援隊の月に一度の定例会。三島の金原 昇さんのお宅をお借りして集まりました。私も先月から参加させていただいています。2010年のベトナムへの旅をどのようにするか、皆さんで知恵を絞るわけです。

 仕事を持ちながらせっかくの夏休みを利用していくわけですから、できるだけ内容の濃いものにしようと意見を出し合いました。

金原宅にて

 定例会に集まったみなさん。金原さんの奥様が撮ってくださったのですが、奥様は大変楽しい方で笑い上戸のようです。写真を撮る際に皆さんの笑顔を引き出そうと努力され、写真を撮り終わったら、今度は奥様の笑いが止まらなくなってしまい、こちらももらい笑いで大いに盛り上がりました。いつもお邪魔して申し訳ありません。


1月13日(水曜日:晴れ、強風)


東の空に上弦の月が

東の空に下弦の月が。日の出を待って交代するかのようでした。



 冬型の気圧配置が強まり、九州、西日本では記録的な大雪。新聞によれば、

■■ 日本海側で暴風、九州でも積雪…空の便乱れる

 1月13日12時8分配信 読売新聞

 東日本と西日本では13日、日本海側の沿岸部を中心に暴風に見舞われた。

 気象庁によると、同日午前8時過ぎ、新潟県佐渡市の両津で観測史上最高の最大風速27・5メートルを観測。同市の相川では午前7時45分頃、40メートルの最大瞬間風速も観測された。また、西日本を中心に大陸からの寒気が流れ込んだ影響で各地で大雪となり、長崎、佐賀、鹿児島の各市など九州地方でも積雪が観測された。強風と雪の影響で、日本航空と全日空は同日正午現在、九州方面を中心に計61便の欠航を決め、約4000人に影響が出た。

 同庁によると、14日にかけて日本付近は更に冬型の気圧配置が強まり、全国的に気温が急激に下がって日本海側を中心に大雪と強風になる恐れがある。同日午前6時までに予想される降雪量は、山沿いの多いところで北陸地方で80センチ、東北地方日本海側で70センチになる見込みで、同庁では警戒を呼びかけている。

 地球温暖化が嘘のような厳冬。ヨーロッパでも異常な冷え込みで凍死者が続出。年末からの大雪で列車ユーロスターの運行にトラブルが続いています。地球は人類が排出しているCO2によって温暖化している、という説に疑問が投げかけられたり、WHOの新型インフルエンザ警報が製薬会社と結託して、どうも過剰に変更されていたのではないか、という疑問が出てきています。

 マスコミの報道というのは、すべて眉唾、と思ってちょうど良いのかもしれません。中国に近づこうとする民主党の幹事長に強制捜査の手が入るのをみると、日中国交回復を成し遂げた田中角栄元総理の逮捕がダブって見えてしまいます。これから日・米・中の関係は、どのように進展していくのでしょうか。

1月16日(土曜日:晴れ)

 今日は嬉しい出来事がありました。スカイプを使用した英会話の講座を受講した後で、たまたまアイルランドのリチャードさんと、何年ぶりでしょうか、お話をすることができました。

 1998年フランスでワールド・カップがあった年に、国際眼科学会がアムステルダムで開催されオランダを訪れました。二日ほど時間を割いてアイルランドを訪問したのです。インターネット電話で知り合ったリチャードさんとは、大変馬が合って意気投合。遊びにおいで、と誘ってくれました。その様子は1998年の部屋に掲載されています。

 先ほどの電話では、3人のお孫さんにも恵まれ77歳の現在もお元気そのもの。奥様のグレースさんも買い物からの帰り、とカメラの前に登場してくれました。1998年には自宅が改造中で、いわゆるB&Bに泊めていただいたのですが、そこの奥様はご病気で、つい先日亡くなったとのこと。でもご主人が営業を続けているようです。

 やはり英語を勉強しないとダメですね。それでも、楽しい、楽しいひとときでした。心の大きなリチャードさんです。彼のような人間になりたいものです。

1月17日(日曜日:晴れ)

 穏やかな、しかし気温の低い一日。当番日で一日籠の鳥でした。室内では寒々しい日曜日でした。

 アヤが大学に合格したのを記念して玄関横に植えた河津桜の蕾が膨らんできました。河津の桜祭は多くの観光客が訪れる名物になりました。私も何年前でしょうか、親友の大村さんご家族とご一緒させていただきました。まだ肌寒い中で咲いている河津桜は、春を待つ人々に暖かさをもたらすのでしょう。

河津桜の蕾

もういくつ寝ると可愛い花が咲くのでしょうか?


1月18日(月曜日:晴れ)

 民主党の小沢幹事長の政治資金問題に関連して関係者が次々と逮捕されています。マスコミは、この問題関係の報道でかなりの時間を割いていますが、いささか異常な気がします。

 政治家としての小沢さんを、以前から高く評価している自分としては、まことに腹立たしい限りです。アメリカに日本を売る売国奴、と以前は非難していた人々が、今度は中国に媚を売る売国奴、と非難しています。全く噴飯物です。たぶん小沢さんは何も変わっていない、一貫しているのでしょう。周囲が勝手にブレているだけです。

 日本はアメリカの番犬のように考えることを放棄し、経済的な利益しか考えて来なかったことを反省し、今こそ自分の脚で立ち上がり、アメリカとも中国とも対等に平和を築く努力を始めるべき時なのです。

 多極主義に傾きつつあるアメリカの勢力と協力する形で、アジアの平和を目指す時なのです。日本の検察当局は、アメリカの一部の勢力の使いっ走りに過ぎないことが、この問題で明確になった気がします。恐ろしいことです。マスコミの動きも、お粗末なのか、愚かなのか、どちらにしても新聞やテレビの報道番組を見ることを止めることから始めるしかなさそうです。国民にとっては、今こそ真剣に国の未来を考える時なのです。

 もうこんなチャンスは二度と巡ってこないかもしれません。政権交代が起こった今こそ日本国民の自立の最後のチャンスなのです。私には、そう思えてなりません。

1月20日(水曜日:晴れ)大寒

 今日は一年中で一番寒いはずの大寒。しかし暖かな朝でした。それでも午後からは風も強くなり、夜からは雨の予報です。

 先週の土曜日に、あるネット英会話スクールを受講してみました。売りは、スカイプという無料のインターネット電話を使用し、フィリピン人の講師を採用することで徹底したコストダウンを図ったことです。毎月6千円の定額制で毎日25分レッスンを二回まで受講可能なシステムです。

 お試しとして一回受講できました。たまたま空いていて相手をしてくれた講師の女性は、看護師(?)の資格を持っているとかで、眼科疾患名の話で盛り上がりました。

 外国語を学ぶ上で一番の間違いは、たぶんネイティブのように話したい、話せなければ意味がない、と考えることではないでしょうか。英語は意思疎通の道具でしかありません。そうした意味ではアジアの人々は徹底しています。発音が訛り丸出しだろうがなんだろうが、お構いなし。要は通じればいいのです。

 日本人は、どうも美しさに拘るためか、妙に恥ずかしがったり、オバマ大統領のように話せないと駄目だ、とアジアの人々から見ると奇妙な思い込みに陥りがちです。先日の女性講師も、発音だけなら決して自分だって負けないぞ、と思いましたが、運用力、つまりは意思の疎通を図る、という実際力では、自分自身は遠く彼女に及びません。

 学校現場ではALTという名の欧米人の英語補助教師が、信じられない高額の時給を受け取って勤務しています。しかし、どれだけ役に立っているかは、かなり疑問です。中には高慢としか思えない態度に終止する講師もいるようです。

 アジア諸国で英語を道具として日常的に利用している人々に来てもらった方が、よほど子ども達のためになるはずです。国からの補助金で運用されているためか、学校側も致し方なく、そんな講師を受け入れているようですが、はたして税金を使ってどれだけの意味があるのか、それこそきちんと仕分け作業をするべきです。

 こんな当たり前の事が、なぜ改善されないのでしょうか。私は不思議でなりません。

1月22日(金曜日:晴れ)

 午後から東京で行われた眼科手術学会に出席。当初は予定していなかったのですが、同級生の成ちゃんがやってくるという連絡が入ったので急遽出かけることにしました。

 宿は拓がいつものところを予約してくれました。ところが、今夜の食事どころが決まりません。拓がネットで調べてくれた新橋駅近辺の居酒屋が、電話をしたところどこも満員状態。講演終了後に成ちゃんが宿をとった新橋駅まで出かけたところ、何と客引きのお兄さんに呼び止められました。メニューを見て、まぁいいか、と決断。店まで案内してくれました。

 居酒屋にキャッチされたのは初めてだ、とは成ちゃんの言。私も、もちろん初めてです。

居酒屋で乾杯

 成ちゃんとこうして一杯やるのは、昨年の学会以来。県の基幹病院の責任者として相変わらず忙しい毎日を送っているようです。手を抜くことが苦手な医師ほど大変な職業はありません。奥さんに角が生えてなければ良いのですが。(●^o^●)


1月23日(土曜日:晴れ)

 今日は朝から一日講演を聴き通し。会場から会場を渡り鳥のように飛んで歩いていました。東京フォーラムは建物が二棟からなり移動が大変です。というか、慣れないとどう移動していいのかが大変分かりずらいのです。あれほど利用者が分かり辛く作るのも、なかなか大変だと思うほどです。

(●^o^●)

 ようやく慣れたころには学会も終わり。また忘れたころに別の学会が開催されます。あれだけのスペースを東京で確保するのは大変なのでしょう。来年の学会は京都国際会舘とのこと。

 夜は7時から拓と、いつものお店で一杯やりました。フィットネスに行っているのかと思ったら、床屋さんに行っていたようです。すっきりした様子で店にやってきました。

さぁ、乾杯!

 仕事も順調のようです。だんだん慣れてきたのでしょう。さらなる山を目指しての旅は困難に満ちていますが、拓なら成し遂げるに違いありません。父としては応援してあげるしか、してあげられることは何もありません。頑張ってね。

 それにしても、19時から0時半まで、一体何を話していたのかな?

(●^o^●)


1月25日(月曜日:晴れ)

 ネットを巡っていると、以下の記事に目が止まりました。

 小沢一郎民主党幹事長が政治資金問題で検察から事情聴取を受け、直後にマスコミ向けに会見が開かれたが、その様子をいち早く伝えたのは、テレビではなく、フリーランスライターによるiPhoneからのネット中継だった。ボタン1つで簡単にできるといい、今後報道のあり方に大きな変化が起きる可能性がある。

 というのです。さっそく実況中継を見るためにアクセスしました。


小沢幹事長記者会見


 これに対してさっそくコメントが殺到したようです。

 上杉隆氏「もはや記者クラブシステムが事実上破綻した」

 この中継のURLを畠山さんがツイッターで知らせたところ、すぐに話題になり、

 「スマートフォン1つで世界中に小沢一郎記者会見を中継できる。すばらしい時代になりましたね」

 「オランダからも見させてもらっています。すごい!」

 といったつぶやきが殺到。ネットでは革新的な出来事として捉えられたようだ。「記者クラブ問題」を積極的に扱ってきたジャーナリストの上杉隆さんもツイッターで

 「輝けるフリーランスライターの畠山理仁さんが小沢会見動画をアップ。この同時性と共時性。もはや記者クラブシステムが事実上破綻した、と宣言してみる」

 とコメントしている。

 とあります。テレビの報道を見ていると、本当につまみ食いに過ぎません。つまりは、いくらでも恣意的に視聴者を一定方向に誘導する事が可能なのです。一断片を見せられると、何てけしからん奴だ、と感じてしまうのですから、実に不思議ですし、恐ろしい事です。

 テレビ、新聞に都合の悪いことは一切報道されません。中国の事を非難する資格など、新聞社には端からないのです。上記の試みを我々が応援することが、本当に自由で公平な民主主義が日本に根付く第一歩になるはずです。

 

1月26日(火曜日:晴れ)

 今朝は冷えました。先週からウォーキングの際に、可能な限り速歩で歩くことにしました。それまで80分かかっていた往復時間が60分に短縮されました。この寒さの中でも汗をかくほどです。

 さて、先週のNHKスペシャル、「メイド・イン・ジャパンの命運」を興味深く見ました。世界で販売されるテレビの50%を日本製が占めていた過去を振り返ると、まるで遥か彼方の昔のように思われます。アナログ時代には画面の映り具合を職人芸で調整していたものが、今ではデジタル化され全てはソフトウェアという形でブラックボックス化されてしましました。デジタル化時代の物作りがどんなものか、よく分かりました。

 格安デジタルテレビを中国で生産する台湾資本の会社は、EMSと呼ばれる縁の下の力持ちに徹し、日本から輸入した製造機器を駆使して、一定レベルに品質を維持した上で、徹底したコストダウンによる安価な製品を大量に輸出しているのです。

 結局日本に物作りを残すためには、徹底した高級化、高機能化を目指すか、新しいアイデアを製品化し標準品としてあらゆる企業に採用させ特許料を稼ぐか、二つの道が模索されていました。

 いわゆる「コモディティ(英:commodity)化は、市場に流通している商品がメーカーごとの個性を失い、消費者にとっては何処のメーカーの品を購入しても大差ない状態のことである。なお英語の「commodity」は日用品程度の意味しかない」という状態に陥ると、あとは価格差の問題だけになってしまいます。家電製品がそうなり、今や自動車がそうなろうとしているのでは、と危惧されています。

 日本がどんな形で世界の中で生き残って行くのか。やはり物作りの遺伝子を行かしていくのが王道なのでしょうが、これまでとは違った形になる、今は過渡期の苦しみなのでしょうか。

1月29日(金曜日:晴れ)

 アップルのiPad が発表されました。様々な評価がなされているようですが、電子書籍端末としての価値はどうなるでしょうか。アマゾンの端末Kindleの一人勝ちだった市場に強敵が出現したことになります。

 一方書店の減少に歯止めが効きません。ネットの記事によれば、

●●消える書店、10年間で29%減 和歌山県ではほぼ半減

 出版市場が2兆円割れし、縮小が続く中、各地で書店が消えている。この10年間で6403店減少し、ほぼ半減している県もあることが分かった。全国の書店を調査しているアルメディア(東京都)のデータをもとに、2000年と今年1月時点の書店数を比較し、減少率を計算した。

 2000年に全国で2万1922店あった書店は一貫して減少し、10年には約29%減の1万5519店となった。最も減少率が高かったのは和歌山県で、257店から137店へと約47%も減少。次いで山口県、佐賀県が約38%減少した。和歌山県の書店商業組合によると、同県では、スーパーとの複合型店や郊外型の大型店などが増え、中小書店の廃業が相次いだという。店舗数の格差は今年1月、最多の東京都が1739店に対し、最少の鳥取県は80店だった。

 また、09年の書店の新規出店数は286店と、同社が統計を取り始めた00年以降で初めて300店を割った。同社の加賀美幹雄社長は「積極的に出店を続けてきた全国チェーンも息切れを始めている。今後、チェーン店の淘汰(とうた)が始まれば、さらに減少が膨らむ可能性もある」とみる。



 街の本屋さんが消えていいはずがありません。しかし現実は確実に変化を示しています。生き残りのために知恵を絞って欲しいものです。

1月31日(日曜日:曇)

 今日で睦月も終わり。一年の十二分の一が過ぎ去ります。

 昨日から体調が悪かったのですが、どうやら風邪をひいたようです。仕事が終わって午後から、ひたすら寝ていました。熱発もして最悪でした。それでも今日は私が言い出しっぺでゴル友三人が集合してくれました。ですので、私が寝ているわけにはいきません。病を押して出場しました。だからというわけではないのですが、後半はガタガタでした。

(●^o^●)

 帰ってきてからは、再度熱発して解熱剤を服用。何とか明日からの仕事に支障のないように安静に努めました。病気になると健康の有り難さを痛感します。

 拓に夜電話したら、時には断る勇気が必要だよ、と説教されてしまいました。父よりよほど人間ができています。拓なら世間を父より上手に渡っていけるでしょう。

(●^o^●)

 今日は早く床に就くしかありません。