2010 年 03 月のページ


03月01日(月曜日:晴れから曇)

 いよいよ弥生、3月。4月からの新年度ももうすぐそこです。この時期の気候の変化を三寒四温と呼びますが、具体的には

  • 春先に低気圧と高気圧が交互にやってきたときの気温の周期的な変化、という意味合いで使用されることが多く、3月初旬の頃のようです。

 とあります。

 昨日は夜家内と二人で結婚記念日を祝いました。1982年2月27日が記念日です。27日は拓からお祝いのランが届けられビックリしました。自分自身は両親の結婚記念日など覚えていないからです。本当によく気のつく、できた息子です。そんな息子に育ててくれた家内に感謝しなければいけません。

 連れ合い、とはよく言ったものです。人生という旅において両親より長く同伴するのは連れ合いです。私は下宿するために19歳で家を出ましたので、もう連れ合いとの日々の方が、とっくに長くなっています。平均寿命まで、あと20年以上ありますから仲良く楽しく連れ添っていけたら、と願っています。

結婚記念日を祝して乾杯!!

結婚記念日を祝して乾杯!!行きつけの居酒屋で。美味しいお酒を飲みました。


3月2日(火曜日:曇り時々雨)

 毎月月初になるとウォーキングの統計をまとめなければなりません。万歩計は一週間分を保存してくれていますが、メモリーがあふれないうちにパソコンに入力します。表計算ソフトに毎月分をシート別に保存しておきます。歩数、消費カロリー、歩行距離の三点です。

 通算2,500日足らずですが、よく続いていると自分でも思います。2,800万歩以上、15,000キロ以上を歩いた計算です。もっと有効なことに時間とエネルギーを使った方が賢明だ、という考え方もあるとは思いますが、やはり早朝のウォーキングほど、爽やかで心を清新にしてくれるものはなさそうです。

 歩きながら色んなアイデアが浮かんできたり、原稿を書かなければいけない時など、気に入った文章を思いついたりするものです。挨拶の原稿を暗唱しなければならない時などは、誰に気兼ねすることなく納得の行くまで練習できます。私にとっては貴重な時間です。ただ最近は冬の早朝に起きるのが、だんだん辛くなってきました。1月、2月ですね。3月に入ると、ぐっと楽になります。いつまで続くか分かりませんが、可能な限り頑張るつもりです。

 終着点は桃澤神社。家族一人一人とそれぞれの親の健康を祈って手を合わせています。子供達が健康で自分たちの夢を叶えられるように、心から祈って帰ってきます。そのおかげか、今のところ全員健康で頑張ってくれています。それが何よりの幸せでしょう。

 

3月3日(水曜日:曇り時々晴れ)

 今日は桃の節句。Wikipediaによれば、

人日(1月7日)
上巳(3月3日)
端午(5月5日)
七夕(7月7日)
重陽(9月9日)

 上巳(じょうし/じょうみ)とは、五節句の一つ。3月3日。旧暦の3月3日は桃の花が咲く季節であることから、桃の節句とも呼ばれる。

 「雛祭り」の起源は京の貴族階級の子女が、天皇の御所を模した御殿や飾り付けで遊んだ平安時代の「雛あそび」が始まりとされている。やがて武家社会でも行われるようになり、江戸時代には庶民の人形遊びと節句が結び付けられ、行事となり発展して行った。その後、紙製の小さな人の形(形代)を作ってそれに穢れを移し、川や海に流して災厄を祓う祭礼になった。この風習は、現在でも「流し雛」として残っている。

 元々は、5月5日の端午の節句とともに男女の別なく行われていたが、江戸時代ごろから、豪華な雛人形は女の子に属するものとされ、端午の節句(菖蒲の節句)は「尚武」にかけて男の子の節句とされるようになった。



 とあります。子供達が小さい頃は我が家でもお雛様を飾ったものですが、今は遠い昔に思えます。子育てなど過ぎ去ってみると、本当に瞬きをするほどの時間に思えるほどです。

3月4日(木曜日:曇りのち雨)

 久しぶりのロータリークラブの例会。仲間と会えるのは楽しいものだ。言葉を交わすだけでも、何か心が振動する。毎日同じような仕事の連続で言葉を交わす相手も限られてくるとマンネリ化してくる。そうした意味でもロータリークラブは有難い。異業種の友人との会話は楽しいものだ。

 帰りがけにプリウスにガソリンを入れた。昨年の9月に納車されて以来、順調に走ってくれている。アメリカでは問題が出ているようだが、少なくとも私の場合は快調そのものだ。現在リッター当たりの燃費は22.5キロ。季節的に燃費は今が底だろう。こんなに燃費の良い車は他にない。たいしたものだ。

 友人の工作機械屋さんも大手の下請けだけだったら倒産していただろうが、プリウス関係の仕事で救われている、と話していたらしい。ハイブリッドは日本ならではの繊細な芸術品だ。電気自動車の時代になると、はたしてどうなってしまうのか。雇用は守れるのだろうか。

3月5日(金曜日:晴れ)

 昨日で看護学校の講義も終了。遠方なので学校の近くの先生にお願いしようか、とも思うのですが、自分自身の勉強のために、もうしばらくは続けるつもりです。

拓まんぼの開花

拓の中学入学を祝って植えたサクランボの木が開花しました。



 さて今日のネットの記事に、原口総務大臣が自身のTwitterで記載した次のような発言が紹介されていました。

 私が目指す「リナックス型」の理想の政党。これまでのピラミッド型の依存と分配の政治の対極。全ての人が平等で自由に出入りできる。オープン・ソースで情報や利益を囲いこまない。自立と創造、協働のネットワーク型政党を目指したいと思います。ツィッターのコミュニケーション形態に似ているかも。

 また、2010-03-03 07:46:56のつぶやきより:

 「リナックス型」システムは閉じたシステムよりもはるかに強い。
誰かが特権を盾に利益を独占しようとしても、それを無力化することができます。民主党は、そのような政治のOSを目指して私たちが立ち上げた若い政党です。政治に巣食う旧来型・55年体制の残滓を払拭できるか。勝負の分かれ目です。



 リナックスと言ってもほとんどの方には、「それ、何のこと?」と問い返されてお仕舞いだと思うのですが、もう10年以上の付き合いをしている私にとっては隔世の感があります。

 1991年に当時フィンランドのヘルシンキ大学在学中だったリーナス・トーバルズさんが個人で開発を開始したリナックスは、21世紀に生き残るパソコン基本ソフトはウインドウズとリナックスだけだ、と言われるまでに成長しました。

 私とリナックスとの関わりは、今思い出すと「日本語Linux+JE」から始まったように思います。調べてみると、

 レーザーファイブは組み込みLinuxに特化したLinux関連企業。レーザーファイブの母体となった五橋研究所は1993年5月にCD-ROMショップ「LASER5」を池袋にオープンし,同年11月に国内のコミュニティの協力により日本で初の商用ディストリビューション「日本語Linux+JE」を制作------



 とありますから、秋葉原でこのCD-ROMを購入したのは、たぶん1994年あたりではないでしょうか。るんるんLinux (アスキーブックス)という本と悪戦苦闘したのもその後でした。この本は発売が1995年9月とありますから、ウインドウズ95発売の後もリナックスと格闘していたわけです。

 二階と三階に自作のパソコンを置いて、有線LANケーブルで結びリナックスを導入して子ども達とメールのやり取りをしたのも、その頃のことです。インターネットは、まだまだ高嶺の花でした。ネットを介さなくてもパソコン同士でメールのやり取りができたのです。

 昼休みに子ども達一人ひとりに宛てメールを出しておき、夜寝る前に返事を書かせました。いやいやでも何とか続けているうちに子ども達もキーボードにすっかり慣れ配列を見なくても入力が出来る、タッチ・タイピングもできるようになりました。今でもその頃やり取りしたメールは大切に保存してあります。

 現在でも、個人的にはリナックスで済ませています。Ubuntuという無料で使用出来るリナックス版を使用しています。キビキビしていて快適です。ウインドウズのように間怠(まだる)っこしいことは、全くありません。立ち上がりも終了も俊敏そのものです。

 公共機関や学校などでの導入も少しずつ進んでいます。誰でもが自由に使用できるリナックスが、さらに普及することを願っています。

 原口大臣にも頑張って欲しいものです。

3月6日(土曜日:雨)

 今日は彩の卒業式。朝から休診にして二人で名古屋へ向かいました。高速道路を飛ばして3時間ほど。下宿近くの駅で待ち合わせて大学まで行きました。

 入学式は春爛漫、桜が咲き誇る素晴らしい晴天でしたが、今回は雨模様。それでも土砂降りにもなることなく、無事に終えることができました。これから社会人として仕事をしていかなければなりません。本当に大変なことです。そして、そのことを通じて人間として成長していくのでしょう。幸多かれ、と父としては祈るばかりです。

講堂の廊下にて

記念講堂の廊下にて。慌しい中、何とか撮ってもらいました。


娘と二人で

二人で並んで。親の欲目ですが、良い娘に育ちました。幸せを掴んで欲しいと心から願っています。



 辞書によれば、親の欲目とは、「親はわが子がかわいいため、実力以上に評価すること」とありますが、彩は本当に心の優しい娘です。他人を思いやる心こそ何にも勝る宝物だ、と長く人間をやってくると痛感するものです。もちろん優しさだけではダメです。実力がなければ本当に人を救うことはできません。

 常に自己研鑚を忘れずに精進してほしいと願っています。でも何より、良い連れ合いを掴んでほしい、というのが父親としての心底からの願いです。

3月7日(日曜日:雨)

 今日は仲間とゴルフの予定でしたが欠席しました。家でコタツに入りながらテレビを見ていると、今日駿府マラソンが行われた、という報道を目にしました。

 思い出すと10年前、ちょうど今日のような寒くて雨の中、ロータリークラブの仲間と一緒に風邪気味だったのですが無理をして出場しました。それからが大変でした。単に風邪をこじらせただけかと思っていたのですが、肺炎を併発したのです。別宮啓之先生に助けてもらいました。本当に危機一髪でした。開業以来、病気による休診はあの時だけです。3日間ひたすら寝ていました。

 あれ以来、やはり無理は禁物、ということを実感しました。今日も欠席しては仲間に悪いかと思ったのですが、そんなことを言っている場合ではありません。開業医は日雇い労働者ですから、休めば収入が無くなります。働きつづけるしかありません。代わりは誰もいませんから。

 まだまだ家族のために働きつづけるしかありません。健康第一です。

3月9日(火曜日:雨)

 広島では雪のために欠航が相次ぎました。また広島球場でのプロ野球オープン戦が中止。自然には勝てません。

 さて夜のテレビで高齢者がウォーキングによって太股の筋肉の衰えを回復させ元気に活躍している、という番組が放送されていました。長野県の話でしたが、「インターバル・ウォーキング」と命名されていました。つまり三分間ゆっくりとウォーキングした後に、負荷を掛けて思いっきりウォーキングする、という運動を繰り返すのです。姿勢、歩幅、腕振り。これを20分ほど毎日続けると、大腿三頭筋や二頭筋が嘘のように肥大してくるのです。

 本当は20分間ずっとパワー・ウォーキングを続けた方が良いのだが、それは無理なのでインターバルにした、と指導の先生が解説していましたが、確かにその通り。20分はとても続きません。

 筋肉は体のプロテクターだと、つくづく思います。転倒や怪我も、メタボでさえ筋肉の減少が引き起こす、と言っても過言ではないのです。貯金もさることながら貯筋をしなさい、とはさる医師の忠告でしたが、本当にその通りだと思います。

 中高年以降、どんな人生を送るかは、その人の心がけ一つで大きく違ってきます。健康に関して、とくに差が開いてきます。毎日の心がけで、こんなにも違ってくることに驚きを禁じ得ません。健康でこその人生ですね。

3月10日(水曜日:雨のち晴れ)

 低気圧の影響で大荒れの天候。西日本、東北、北海道では交通機関が軒並み大混乱。時事通信によれば、

低気圧、北海道の東へ=暴風、大雪に警戒を−気象庁

 3月10日18時43分配信 時事通信

 日本列島は10日、低気圧が発達しながら関東沖から三陸沖へ北上した影響で、全国的に風が強く、広い範囲で雨や雪が降った。気象庁によると、低気圧はさらに発達しながら北海道の東海上へ進む見込み。北海道と東北では11日も暴風や大雪、高波に警戒が必要という。

 荒天により、10日午後6時時点で全日空が54便、同7時時点で日本航空が42便欠航。JRは東海道・山陽新幹線や東北新幹線などに遅れや運休があった。

 11日午後6時までの24時間予想降雪量は、多い所で、北海道と北陸が40センチ、長野、群馬、岐阜各県と近畿北部、山陰地方が30センチ。

 11日明け方までの予想最大風速は、海上が20〜25メートル、陸上が15〜20メートル。



 とあります。しかし明日からは春の陽気が戻ってきそうです。高知では桜の開花が宣言されました。


 ところで、今夜のNHKクローズアップ現代では、無料ビジネスの最前線を特集していました。NHKのホームページによれば、

タダでもうける?!
“無料ビジネス”の舞台裏

無料で読める電子書籍、無料で話せる国際電話、無料で楽しめる携帯ゲーム、無料で話題を呼ぶ最新の電子カルテシステム...。 

今、一体どのように採算が取れているのか理解しがたいほどの"無料ビジネス"が急速に広がり、注目を集めている。これらのビジネスモデルは、従来のような広告収入で成り立つフリーペーパーや、最終商品に価格転嫁するお試しサンプルなどとは決定的に異なり、"タダ"から巨額の冨を生み出すことに成功しているのだ。その背景にあるのが、金融危機以降の新たな経済学として注目される最新の「行動経済学」。人間の複雑で不合理的な心理を経済学に取り入れた分野だ。今後も成長を続けると言われ、様々な業種に影響を及ぼすと予想される"無料ビジネス"の不思議な舞台裏を探り、その将来を考える。



 番組に、まず登場したのが無料のインターネット電話「スカイプ」。私がインターネット電話を使い始めたのが1996年半ば。その様子は、以下のページからご覧いただけます。


インターネット交友録


 始めてインターネット電話を使った時の驚きは例えようもないほどでした。パソコンのスピーカーから遠い異国の人の声が流れてきた時の驚きは、今では想像もつかないほどです。本当にビックリしました。

 初めは「Web Phone」というソフトだったと記憶しています。画面に携帯電話のような操作画面が出てきて、国と使用言語を選択すると、その時に接続している人の一覧が出てきて自由に接続を開始できます。確か2,3千円をクレジットカードで払って製品版を購入しました。他にも色々試しました。「インターネットフォン」というのが、この手のソフトとしては最後の製品でしたでしょうか。

 その当時はインターネット接続料が大変高く、つまりは電話代と接続料の総額ですね、今のように常時接続などは夢の夢。NTTの接続体系を利用して、夜の11時から朝の7時までが接続制限なしでしたので、その時間に起きて必死に電話を掛けまくりました。

 ところが、そのうちに電話もしなくなりました。理由は単純です。接続形式がルーターを介した、何台ものパソコンを同時にインターネットに接続するようになると、いわば電話番号が混乱して相手方ときちんと接続できなくなってしまったのです。そうこうしているうちに、インターネット電話への情熱も冷めてしまい繋ぐこともしなくなりました。

 そして登場したのが、スカイプでした。Wikipedia によれば、

 Skype(スカイプ)とは、ルクセンブルクに籍を置くSkype Technologies社が提供するP2P技術を利用したインターネット電話サービス。KaZaAの共同開発者であるニコラス・センストロムとヤヌス・フリスが開発者であり、タリン(エストニア)で開発された。2005年10月、eBayに約26億ドル[1]で買収されeBayの子会社であったが2009年には投資家グループに株式の65%が約20億ドルで売却された。またスカイプ社は株式上場を視野に入れており、今後持ち株比率はさらに低下する可能性もある。



 とあります。Skype社が創立されたのは2003年のことだそうですから、あっという間に定番ソフトとなりました。現在のインターネット接続形式でも何の問題もなく快適に通話できるのが一番の長所です。

 90%の無料使用者と10%の有料使用者という形態で会社の経営が成り立っている、という説明が番組ではありました。パソコンから電話や携帯電話への接続には料金がかかるのです。それでも通常の接続よりは格安なのですね。


 米国ワイヤード誌の編集長が著書の中で、「 If it is digital, sooner or later, it is going to be free. 」と書いているそうです。つまり一旦デジタル化された情報は、遅かれ早かれ無料化される運命にあるんだ、ということです。パソコンや通信技術、デジタル関連機器の驚異的な進歩と低価格化は、データーのやり取りに掛かる経費を無限にゼロに近づけています。

 コールセンターは以前からの分かり易い例の一つです。アメリカでは顧客からの問い合わせに対応するコールセンターはとっくにインドなどに流れています。英語が話せれば国籍は問われません。通信費も人件費に比べれば比較対象にならないのです。

 以前でしたら通信費の高さから海外に、いわゆるアウト・ソーシングする、つまりは作業を外部委託する、ということは考えられませんでした。しかしITの進歩とパソコンなどの低価格化により海外の安い人件費を生かす道が開かれたのです。逆に言えばアメリカ国内の職が奪われる事態が引き起こされたのです。

 日本語に守られた日本も、いまや他人事ではありません。中国で日本語のできる人材を育て業務委託しようという流れが始まりつつあります。つまりは日本国内で職場が奪われようとしています。本当に恐ろしい世の中です。グローバリゼーションとは明日をもしれない社会になる、ということなのです。

 いったい10年後には日本はどんな社会になっているのでしょうか。

3月11日(木曜日:晴れ)

 久しぶりにすっきりと晴れ渡った朝でした。起床後にウォーキングに出かけようとして驚きました。東の空が茜色に染まり始めているのです。日の出が、本当に早くなって来ました。

 そしてウォーキングの途中の里山で、ウグイスの初音を聞きました。春がそこまで来ているのです。

 今日は一日ほぼ晴天。我が家の太陽光発電器は久しぶりに50kWの発電をしました。仕事は午前中だけでしたので自給率は軽く100%を越えました。久々ぶりです。一年を通してみると、5月と10月が一番自給率が高いようです。使用量は少なく発電量は多いからです。

3月13日(土曜日:晴れ)

 春本番の暖かさ。北日本では低気圧が発達。強風が吹き荒れました。西日本では黄砂が舞ったようで中国の影響は様々な場面で大きくなっています。

 さてgoogleが提供しているブラウザー「Google Chrome」は、いままでウインドウズ版しか利用できなかったのですが知らない間にLinux版も利用可能になっていました。さっそくダウンロードして導入しました。

 Firefoxでも不満は無いのですが、使い比べたい衝動にかられました。使用感は、やはり速度が早いようです。処理速度が体感的には向上しているようで、キビキビと動いてくれます。気持ちの良いものです。ウインドウが無くても不自由の無い環境が整うことを心から祈っています。

★★

 「米ABC、映像操作認める=トヨタの電子装置欠陥報道で」と題した記事が掲載されました。

米ABC、映像操作認める=トヨタの電子装置欠陥報道で

3月13日1時30分配信 時事通信

【ニューヨーク時事】米ABCテレビは12日までに、2月22日に放映したトヨタ車の急加速原因が電子制御装置の欠陥であることを立証したとするギルバート南イリノイ大学教授の実験報道について、映像を操作したものであることを認めた。米メディアがABC広報担当者の話として伝えた。

トヨタ自動車は今月8日、ABCが電子回路を人為的にショートさせるなどした同教授の実験を一方的に脚色して伝え、トヨタ車の電子制御装置の安全性に疑問を投げ掛ける番組を放送したとして、非難する声明を発表していた。



 要はインチキな報道をしていた、ということです。金儲けのためなら何でもありのアメリカらしい出来事ですが、他山の石とすべきです。

 インターネットの発達によって私たちは新たな選択肢を手に入れました。いままで新聞、テレビの報道を鵜呑みにするしかなかった一市民がインターネットによって様々な情報に直接触れることができるようになりました。情報とはほとんどタダで手に入るもの、という固定観念ができつつある若者にとっては新聞をとる、という行為はずいぶんと無駄で贅沢なことに見えるに違いありません。

 私は一つだけ有料のインターネット記事を購読しています。田中 宇さんというジャーナリストの配信している記事だけはお金を出して読んでいます。それだけの価値がある、と判断しているからです。田中さんの記事を読むと、既存の新聞やテレビ報道を鵜呑みにすると、いかに偏って誤った方向へ誘導され易いかがよく分かります。今までずいぶんと違った方から出来事を判断していたんだ、ということに気づかされます。また世界は間違いなく田中さんの予測する方向へと動いているように見えます。

 「私たちは今、第二次大戦以来65年間(英国にとっては1815年以来の200年間)続いてきた米英覇権体制が終わっていく状況に立ち会っている。」とは最近の田中さんの記事の記述ですが、私のような門外漢にはピンと来ません。それだけの大転換点に立ち会っているんだ、という自覚を持って世の中の動きを見る必要がありそうです。トヨタの問題も普天間基地の問題も外務省の密約問題も、すべては関連しているのです。

3月15日(月曜日:晴れのち雨)


画像の説明

美しい夜明けです。月が先導役を勤めています。



 昨日は暖かな一日。風が一時強く吹きましたが、気持ちの良い一日でした。午後から澄代と一緒に墓地を見学に行きました。いずれは二人とも土に還らなければなりません。

 在原業平の辞世の句に以下の和歌があります。

 つひに行く道とはかねて聞きしかど 昨日今日とは思はざりしを

(いつかは皆通る道であるとは以前から聞いていたが、まさかそれが、昨日今日のこととは思いもしなかった)

  ※つひに行く道=死出の道   
   古今和歌集十六巻



 なるほど、誰もが自分自身もいずれは旅立つと知りつつも、それが眼前に迫ってみると、他人事でしかなかったことが身につまされます。

 子ども達に迷惑の掛からないように準備するのも、親の務めなのでしょう。拓と一緒にテニスで汗を流したテニスコートがよく見えるのです。自分の子ども達と一緒にテニスをしながら、「お爺ちゃんと、よくここで一緒にテニスをしたんだよ」と墓の方を見やりながら、いつの日にか、拓が子ども達と話をする日が来るのでしょうか。

3月16日(火曜日:曇り時々晴れ)


画像の説明

雨上がりの朝、庭の柿の木に新芽が芽吹きました。



 アメリカの俳優ペーター・グレーブスさんが死去されました。ネットによれば、

 米メディアによると、ピーター・グレーブスさん(米俳優)が14日死去、83歳。家族との昼食を終え、カリフォルニア州ロサンゼルス近郊の自宅に戻った後、倒れたという。司法当局によると、心臓発作とみられる。

 1960年代から70年代にかけて放映された米テレビドラマ「スパイ大作戦」で、秘密作戦を実行するチームのリーダー、ジム・フェルプス役を演じた。この演技で米ゴールデングローブ賞の最優秀テレビ俳優賞を受賞している。



 以前書いたように高校時代受験勉強に明け暮れていた日々、唯一と言っても良い気晴らしがテレビドラマ「スパイ大作戦」でした。我が青春の忘れがたい一頁です。ご冥福をお祈り致します。

3月17日(水曜日:曇り時々晴れ)

 今朝はウォーキングの途中で桜の蕾が膨らんでいるのを見つけました。

画像の説明

 桜の蕾が膨らんできました。今日静岡市では昭和28年の観測開始以来、史上もっとも早い桜の開花が宣言されました。


3月20日(土曜日:晴れ)

 先日こんな記事が掲載されていました。

<歯周病>骨髄液から歯ぐきを再生し治療 広島大で成功

3月18日2時32分配信 毎日新聞

 歯ぐきが細菌によって溶ける歯周病について、患者の骨髄液から骨や筋肉のもとになる幹細胞を採取して培養後に患部へ移植し、歯ぐきを再生させることに広島大の研究グループが成功した。患者対象の臨床研究で、移植をした患部は4〜8ミリほど歯ぐきが回復した。細胞培養技術の向上などで再生効果を高め、3年以内に厚生労働省へ先進医療を申請、実用化を目指す。



 昔から、明眸皓歯(めいぼうこうし)と言われます。ぱっちりした明るい瞳と真っ白に輝く歯の意。目元、口元の美しい美人の形容、とあります。自分自身が年を取り、患者さんの目を毎日診ていると、なるほどな、とつくづく思います。

 皮膚が余分に弛んで、まぶたは重くなります。歯は歯肉が落ちて土台が弱くなりますから汚れが溜まりやすくなります。やはり何事も土台が一番大切です。歯、そのものを治療するのももちろん大切ですが、上記の治療法が確立され土台から立ち直れば、見栄えがかなり違ってくるのではないでしょうか。

 そんな日を夢見て、歯磨とリステリンによる口内清掃を今日も欠かさずに施行しています。

3月21日(日曜日:晴れ)

 春の強風が吹き荒れ、北海道旭川では92年ぶりに三月としての風速の記録を塗り替えました。電信柱が何本も倒壊し住宅が被害を受けました。

 今日は新沼津GCの理事長杯に始めて出場しました。昨夜からの雷雨の後どうなるかと思いましたが、スタートを30分遅らせて無事に終了したようです。テレビのゴルフ道場を参考に、さらに上を目指してフォームを改造したばかりの私には荷が重すぎました。強風の中でOBの連発。こんなひどいスコアは何十年ぶり、という惨憺たる結果でした。

 黄砂にはビックリしました。お昼休みに食事を取りながら曇り空ですね、などと話していたのですが、同伴した方に「これは黄砂ですよ」と言われビックリしました。テレビ報道で全国的な黄砂の状態を確認し、いまや春の風物詩、などとのんきな事を言っている場合ではないことを知りました。中国の砂漠化の影響です。

 明日は絶好の行楽日和になりそうです。今日のショックを引きづる事無く、さらに精進するしかありません。

(●^o^●)

2010年3月22日(月曜日:晴れ)家族五人で辻堂訪問

 今日は辻堂の両親のところへ家族揃って出かけました。あやちゃんが無事に卒業した事を報告に出かけたのです。時間もあまりなく忙しない訪問でしたが、5人揃って出かけられるのも次はいつの事になるか分かりませんので、とりあえず出かけました。一人また一人と社会人になっていくと都合を合わせるのが容易ではありません。

 子ども達はそれぞれにお小遣いをもらって望外のお年玉でした。

5人揃って

両親も元気でいてくれて助かります。父は今年87歳になります。


帰りに食事を

あやちゃんは友達と待ち合わせ。4人で食事を取りました。楽しい一時でした。まずはたくと乾杯!


親子で

のんはのんでもいないのに酔っ払っているのかな?



 本当に楽しい一時でした。家族が揃って元気で、こうして集えることほど幸せな時は無いでしょう。ありがたいの一言です。

 次回集まれるのは4月。名古屋で学会がありみんなで集まろう、と決めました。それまで元気で頑張りましょう。

3月24日-3月28日(日曜日:晴れ)

 あやが大学を卒業し、いよいよ新年度から社会人。家族スキー旅行も今回が最後になるかもしれない、と思いつつ出発しました。北海道はサホロのクラブメッド。朝5時に家を出発し羽田空港から7時40分発のトカチ帯広空港行きに搭乗しました。

 二年前の三月にも出かけましたが、あの時はもう雪がほとんど無くて地面の間を雪を探して滑った記憶があります。今回は幸い雪に恵まれパウダースノウを満喫できました。

 その様子はこちらからどうぞ。

2010年サホロの旅 
 

3月29日(月曜日:雨、みぞれ)

 先週は家族で北海道へスキー旅行へ行きました。あやちゃんが大学を卒業し、いよいよ社会人の仲間入り。春休みに、恐らく最後の家族スキー旅行を、と出かけました。

 その様子は近々アップしますが、この時期にしては珍しくパウダースノーに恵まれ、実に楽しいスキーを満喫できました。しかし体力、というか筋力の衰えは隠しようがなく、澄代もゲレンデで転ぶと自力では立ち上がれないことに愕然としたようです。私は、二年前から続けているエアロ・バイク漕ぎと筋トレで何とか自力で起き上がることができました。

(●^o^●)


 さて新聞、テレビなどのマスコミに対する見方がインターネットの発達で様変わりしつつあります。ネット以前は情報というものの値段が、一般大衆には手のでないほど高かったかということがよく分かります。ところがインターネット出現後はパソコンが、あるいは携帯電話が操れれば、何万人という人々に、ほとんど無料で情報を提供することができます。

 ブログの出現で、その垣根はさらに低くなっています。以下のブログも新聞など既成のメディアでは得ることのできない観点からの貴重な情報を入手できます。


二見伸明(ふたみ・のぶあき)の「誇り高き自由人として」


 田中 宇さんの国際政治の動向関連記事と並んで、読むに値する貴重な情報源です。ぜひお読みください。しかし既成のマスコミの堕落ぶりは、本当に酷いの一言ですね。我々は、操り人形にならないよう、心底用心しなければなりません。

3月30日(火曜日:晴れ)

 今朝の冷え込みには、びっくりしました。氷が張っていました。愛鷹山は中腹まで雪のために真っ白。御殿場では季節はずれの大雪でした。

 さて小沢幹事長問題に端を発した検察に対する批判が散見されます。私も極めておかしいと思ったのは、水谷建設からのヤミ献金報道です。「小沢氏の当時秘書だった石川知裕衆議院議員に5000万円の闇献金を渡した」という水谷建設(水谷功元会長)側の怪しげな証言を、マスコミはそのまま報道していましたが、結局は全くのでたらめだったのです。明らかに名誉毀損ではないでしょうか。こんなことが許されるとすると、検察が発する疑いがある、という報道だけで私たちは社会的に抹殺されてしまいます。

 その後ヤミ献金報道はデタラメだった、という訂正の報道をマスコミがした、という話は聞いたことがありません。こんなことが許されるのでしょうか。私には、日本が法治国家であるとは、とても信じられません。そうな意味で、ぜひ以下のサイトの記事をお読みいただき、現状の問題点を把握していただくことを切に願います。


“検察の正義”に委ねていいのか? 元検事、元司法記者が語る、小沢捜査の裏側