2010 年 12 月のページ


12月01日(水曜日:晴れ)


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いよいよ師走です。何だか忙しなくなってきました。カレンダーも、これっきりで平成 22 年も終わり。今までのところ家族に怪我人や病人が出ることもなく、元気で一年間を送ることができたのが、一番の喜びです。後一ヶ月、気を緩めずに健康管理に注意しないといけません。

 今夜は沼津西RCのテーブル会。11 名で楽しく一時を過ごしました。異業種の皆さんですから、普段聞くことのできない様々な話題に接したり、それぞれの方のこれまでの人生経路、経験などなど、本当に参考になるお話を伺うことできました。

 会の魅力とは、やはり構成員の人間的な魅力に尽きます。

12月02日(木曜日:晴れ)


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地球温暖化防止が叫ばれていますが、現在欧州では厳冬に襲われているようです。以下のニュースがあります。

 温暖なポルトガルでも北半分で29日以来雪が降っています。イタリア北部でもマイナス4度から10度を記録しています。スイスでは、11月としては過去45年で最も寒くなり、場所によってはマイナス30,4度を記録し、首都ベルンでもマイナス13.9度まで下がっています。

 ジュネーブでは1941年1月以来の大雪で、30日夕方から1日朝にかけて 19 cmの積雪を記録し、空港も2日朝6時まで閉鎖されています。

 スウェーデンでも、首都ストックホルムで1965年以来のマイナス11.3度を記録し、首都から300km北にある空港では、1943年以来のマイナス 22.1度まで下がっています。



寒いというのは辛いものです。欧州の中心国は、もともと緯度が高く、冬が長く、とても寒い国々です。それにしても、この寒さは大変のようです。

12月03日(金曜日:雨、突風)


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今日は日本海上での低気圧の発達のため、北海道、北陸地方を中心に大雨の天候。東京でも滝のような雨に見舞われたようです。

さてさて、人差し指と薬指の長さに関して面白い記事がありました。人差し指の方が長い男性は、短い人に比較して前立腺がんになる確立が 1/3 だという統計が明らかになりました。

 人さし指と薬指の長さ(どちらが長いか)は、胎児期に母親の子宮中でさらされる男性ホルモン testosterone 「テストステロン」 のレベルによるそうです。

 テストステロンのレベルが高ければ、人さし指よりも薬指が長くなる



 ようです。思わず自分の手を見てしまいました。私は、薬指の方が長いので、前立腺がんには要注意です。

12月04日(土曜日:晴れ)


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今日は午後から拓と待ち合わせて藤沢の両親のところに行きました。拓の大学院合格の報告のためです。また一から勉強し直しだね。父も大学院に通ったから想像はできるけれど、拓の場合は父より数万倍も大変だ。でも、母と二人でいつも応援しているから精一杯やるといい。

さてさて、今年で 87 歳になる祖父と 85 歳になる祖母も、膝だ腰だ、と色々具合の悪い部分を抱えながらも何とか元気でやってくれています。

 当然のことながら、一番身近な人生の先輩として両親は、色々な意味で人生の手本に違いありません。人生において叶えられたこと、叶えられなかったこと。自分同様、両親にも様々な思いがあるに違いありません。

 でも、まぁ、子ども達がみんな元気でそれぞれきちんと家庭を持ち、孫たちにも恵まれれば、それ以上望むのは欲張り、というものでしょう。

 我が家の三人の子ども達が一人前になって、家庭を築くまでは元気でいて欲しいものです。

12月05日(日曜日:晴れ)


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一日穏やかな天候でした。来週から開始されるベトナム枯葉剤被害者写真展の準備をしました。眼科検診の様子を写した写真の説明文を作成したのです。

 8 月 15 日に出かけた今年の支援の旅も、つい昨日のような気がします。今年は眼科検診と眼鏡処方を実施でき眼科医としての自分に取って、とても実り多い旅でした。準備をしてくださった北村 元さんを始めて、みなさんのご協力に感謝するばかりです。

 さわやか支援隊は諸問題から解散し、はればれ支援隊が新たに組織されました。異国の地で活動するのは、本当に大変です。軌道に乗るまでには、相当の時間が必要です。とにもかくにも、みんなで力を合わせて乗り切っていくしかありません。

12月06日(月曜日:晴れ)


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古代の人々が、太陽が最も衰える日、と考えた冬至。今年は 12 月 22 日です。ということは、それまでは毎日、毎日、日照時間が短くなるわけです。

 ストーンヘンジを初め、古代の遺跡が天文台だった事はよく知られています。冬至や夏至を正確に掴んでいたのです。

さてさて、3日の新聞に以下の記事が掲載されていました。

「軍の償い…中国残留した医師・山崎宏さん死去 102歳」

 記事内容は以下のとおりです。

 中国山東省青島の日本総領事館に入った連絡によると、日中戦争に従軍した後、中国に残留して同省済南市で医師を続けてきた山崎宏さんが1日、同市内の自宅で死去した。102歳だった。故人の遺志で、遺体は地元の医療機関に献体されたという。

 岡山県出身。1937年に軍属として中国に渡り、軍馬の獣医師として従軍した。終戦を迎えた際、「(日本軍の中国人に対する行為への)償いとして、残って役に立ちたい」と残留を決心。52年に医師になり、地元の診療所で治療にあたってきた。

 山東大学で日本語を教えるなど日中友好にも尽くし、昨年に100歳の総理大臣敬老表彰、今年8月には外務大臣表彰を受けていた。


 日本は、本当にバカな事をしたものです。中国と争って漁夫の利を得るのはアジアに植民地を持つ欧米諸国だったのです。まさに術中に嵌まって国を滅ぼしたのです。

 そして戦後は正反対のアメリカ隷属一辺倒。冷戦時代は、それが正解だったのでしょうが、冷戦の崩壊で世界は大きく変わっています。未だにアメリカに国を守ってもらおうと考えている日本は、精神的には植民地と変わりません。アジアに真の安定と平和が訪れるのは、いつのことになるでしょうか。 

12月07日(火曜日:晴れ)


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現在年間 45 万件の手術がされているという近視矯正レーシック手術。大変残念な事に、今日以下の報道がなされました。

レーシックで角膜炎 業務上過失傷害容疑で元院長逮捕へ



 あくまでこれは個人の資質の問題で、最低限なすべき消毒手技を省くなどは、我々には考えられないこことです。きちんとしたトレーニングを受けていたのか、そのあたりを知りたいところです。

 ただ、相場の半額で手術を行い、数をこなさないと採算が取れない状態での自転車操業ではあったようです。医師法では医療は営利目的でなされてはいけない、とあるようですが、いささか綺麗事に見えなくもありません。開業医とて民間企業ですから採算を度外視して営業はできません。

 しかし幸いな事に現在のところ真面目に営業していれば、ボロ儲けはできないまでも倒産する可能性は限りなくゼロに近いことも事実です。ところが自由診療となるといくらでも稼げますから欲得に歯止めがかかりません。そこが恐ろしいところです。

 医療が営利一辺倒になると、残念ながら人間の金銭欲を制御するのは難しいようです。英米の債券化ビジネスと同じ末路を辿ります。

12月08日(水曜日:晴れ)


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さてさて、菅内閣の支持率が下落を続ける中、小沢待望論が静かに広がっています。しかしながら、今日の新聞には、「小沢氏の強制起訴、年明け以降に 補充捜査長引く:検察官役の弁護士表明」との報道がありました。詳細は以下のとおりです。

 資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、東京第 5 検察審査会の起訴議決を受けた小沢一郎・民主党元代表の強制起訴が、年明け以降になる見通しであることが 7 日、わかった。検察官役を務める指定弁護士が明らかにした。補充捜査を続ける必要があると判断したもようだ。

 検察審の起訴議決を受けて東京地裁が選任した大室俊三弁護士ら 3 人の指定弁護士=第二東京弁護士会所属=は当初、年内にも強制起訴するとみられていた。しかし、東京地検特捜部から引き継いだ捜査記録の分析や補充捜査が長引いており、「年内の起訴は困難」(指定弁護士)と判断したという。

 指定弁護士は、小沢氏本人や衆院議員、石川知裕被告(37)ら3人の元秘書=規正法違反罪で起訴=に再聴取を要請することも検討しているが小沢氏側は難色を示しており、実現は難しい情勢。

 検察審が起訴議決した JR 福知山線脱線事故などの例では議決公表から強制起訴まで約20日〜3カ月。小沢氏の起訴議決は10月4日の公表で、強制起訴までの期間はこれまでで最長になる。


 ありきたりの政治家を対象とした裁判なら、のんびりやっても何の問題もないのでしょうが、小沢さんだけは別格です。日本の進路が戦後最大の岐路を迎えている今、悠長に議論などしている場合ではありません。

 小沢氏を起訴するかしないかの検討に、検察当局は何と 30 億円もの費用をかけたそうです。結局起訴できるだけの有力な証拠がない、ということで不起訴になっていたものを、素朴な市民感情とやらを持ち出して強制起訴するということに、どれだけの意味があるのでしょうか。

 その間にも、能力も気力も持ち合わせていない菅総理が、 1 % の支持率になっても総理を辞めないと、のたまう始末。菅さんが総理になって日本の何が変わるのか、と一番の側近が疑問を呈されたことを結局は再確認するばかりです。何とお粗末な状況なのか。数百年ぶりという歴史の転換点を無為に過ごすわけにはいかないのです。一刻も早く小沢氏に復帰してもらうしかありません。国民も早くそのことに気づかなければいけません。

12月09日(木曜日:晴れ)


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金星探査機「あかつき」が金星の軌道に乗ることに失敗し、放浪の旅に出発しました。6 年後の再チャンスを待つようです。

 今朝は新幹線の高架の上に金星が光り輝いていました。新幹線に乗って金星まで行けると良いのですが。

(●^o^●)

さてさて、尿検査で癌を見つける、という記事が掲載されていました。

 尿検査でがんを見つける方法を、東京都臨床医学総合研究所とバイオベンチャーのトランスジェニック(本社・熊本市)などの研究グループが開発した。早期の大腸がんで 6 割以上の高率で見分けることができた。血中のたんぱく質をはかる従来の検査に比べて感度が高く、体への負担もないという。すでに特許を取得し、国内のメーカーと共同でがん検診用キットを開発している。


 癌細胞のように異常に増殖している細胞に出現する物質の代謝産物を同定するため、特定の癌ばかりでなく、広く癌のスクリーニングに役立つようです。大腸がんについて特に触れていましたが、大腸ファイバーの対象が少なくなるだけでも価値はありそうです。大腸ファイバーを受けるのは結構大変でした。

12月10日(金曜日:晴れ)


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今夜は「ベトナムはればれ支援隊」の活動を記録した写真展の準備にでかけました。11 日から 19 日までサンウェル沼津で開催されます。

 今年は写真の選定などの準備は万端で、展示スペースを有効に活用でき、すっきりした展示ができました。ただ会が新たに発足した関係で日程的に時間が取れず、広報がいささか手薄になってしまったのは否めません。

 多くの方が来場してくれるといいのですが。

12月11日(土曜日:晴れ、強風)


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今夜は清水から富田英司さんをお迎えして写真展開催のお祝いと、はればれ支援隊の忘年会を行いました。富田英司さんとは夏以来の出会いでした。相変わらずお元気そうでバイタリティーに溢れ、よく食べ、よく飲まれるのには驚きました。私より 5 歳年上とはとても思えません。少なくとも胃袋年齢は私より 10 歳は若いはずです。次回内視鏡写真を見せてもらいたいものです。

(●^o^●)

 今日は診療終了後にいささかバテぎみで、正直出かけるのに気が重かったのですが、皆さんにお会いできて元気をもらいました。金原 昇さんが仕事の関係で欠席されたのが唯一の心残りでした。来年の新年会で待ってますよ。

12月12日(日曜日:晴れ)


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今日はベトナム枯葉剤被害者支援の旅写真展の会場担当日でしたので、夕方連れ合いと一緒に会場に出かけました。

 しばらくすると、若い男性が熱心に写真を見てくれているので話しかけてみると、沼津で起業家を育成するための NPO 法人で活動をされているようで、仲間の方がベトナムとのビジネスに従事しているので、ご自分も何度かベトナムを訪問されているとのこと。

 ぜひ会の活動を仲間にも知らせたいので会長さんと連絡を取りたい、と話してくれました。やはり話しかけてみるものですね。

12月13日(月曜日:雨)


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断捨離、という言葉が流布しています。「物を捨てて自分を見直す」と題して記事が掲載されていました。断捨離とは、ネットよれば、

 今年、ブームになった「断捨離」。「ユーキャン新語・流行語大賞」にもノミネートされたので、ご存知の方も多いだろう。自分の身の周りの要・不要を見極めて、要らないものを断ち、捨て、関係に距離を置き、シンプルなライフスタイルを目指そうというもの。いわば、生活の“エコ化”だ



 とあります。断捨離に目覚めた人のことを、一部では「ダンシャリアン」と呼ぶそうです。モノを捨てることは、それが自分にとって本当に必要なのかどうかを問い直すこと。つまりは自分を見つめ直すことに通じます。

 何かに拘ることで自分のある状態から抜け出せなかったのが、物を捨てることで精神的にも立ち直れることがあるようです。自分にとって本当に必要なものは何なのか。実は必要だと錯覚させられて、それに呪縛され身動きできなくなった自分がいるのではないか、と問い直すことが、物に溢れた現代を生き抜く知恵なのかもしれません。

12月14日(火曜日:雨のち曇り)


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以前御紹介したニューヨーク、マンハッタン在住の肥和野 佳子(ひわの よしこ)さんが、「米国の健康診断」と題して記事を寄せています。

 数日前に家庭のかかりつけ医のところに定期健康診断に行ってきた。日本と違って米国では一般的に勤務先や学校で集団的な定期健康診断をすることはないので、個人で行くことになる。

 日本と比べると医療費が極めて高額な米国だが、個人的に行う通常の健康診断に関しては米国のほうが個人負担が少ない。



 これなどは意外だな、と思われる方も少なくないのではないでしょうか。私もそうでした。

 予防的医療の促進は、国民の健康を増進させ、結果的に医療費の削減につながるという考えのもと、米国の医療保険では、保険の種類によって細かい違いはあるものの、多くの場合、年1 回の通常の範囲の健康診断は無料だ。

 女性の場合はこれに加えて年 1 回の婦人科検診、子宮頚がん検診と、1年か 2 年に 1 回のマンモグラフィーによる乳がん検診も無料だ。

 米国人の普通の家庭では年に 1 回大人も子供もかかりつけ医のところに行って健康診断を受けるのはおきまりのことになっている。



 確かに理に叶っている、と言えます。やはりアメリカでは異なる人種や様々な階層の人々が、いわばない交ぜになって生活していますから、理に叶う、ということが大前提なのでしょう。

 無茶苦茶なイラク戦争ですら何だかんだと言っては屁理屈を付け、大義ある戦争にでっち上げるわけです。その舌先三寸には、いつも驚かされます。日本人が一番苦手な部分です。

 米国の医療費は高いし、医療保険会社の審査がとても厳しい。医者が保険請求を保険会社にしても、不必要と思われる検査や医療行為に対しては、保険会社は支払い拒否をする。

 拒否された保険請求を再度する場合は、医者はなぜその検査や医療行為が必要だったのか改めて細かい説明を保険会社に求められて面倒だし、保険会社からも患者からも結局支払いを取りはぐれることもあるので、事実上そうした無駄な医療は控えられる。

 日本の健康保険の審査はどうなっているのかよく知らないが、たぶん保険点数をつけて提出したのち、ほとんど素通りなのだろうか。米国で CT 検査や MRI 検査は高額なので、なかなか医者にやってもらえない。



 いずれ日本も、そうならざるを得ないはずです。高齢化が進み医療が高度化すれば総医療費はうなぎ上りにならざるを得ません。どこまでが必要で、どこからが不必要な医療行為なのか。それを判断できるのは経済面からしかできないでしょう。金の切れ目が命の切れ目、というわけです。

12月15日(水曜日:晴れ)


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日本海側では山沿いで大雪のようです。明日は太平洋側でも真冬波の寒気が来襲するとのこと。いよいよ本格的な冬がやってきます。

さてさて、「 IBM はいかにして危機を克服したか」という記事がありました。1970年代にはメインフレームと呼ばれる一台数億円もする大型コンピューターで世界を制覇していた IBM が、その後のパソコンなどの登場により、危機に直面します。

 93年1月に発表された IBM の92年度決算の赤字は、約50億ドルに上った。91〜93年度の累積損失は150億ドルを突破し、企業の損失額としては過去最高を記録した。誰の目にも、IBM に将来はないと映った。

 IBM には、昔と変わらぬ優秀な技術者が多数いた。問題は技術が劣化したことではなく、環境が大きく変化したことなのである。そして、それに対してビジネスモデルを転換できなかった。つまり問題は経営にあったのである。


 と記事にはありました。そこでヘッドハントされたのが、ガスナー氏でした。

 93年に RJR ナビスコの会長から IBM の CEO にヘッドハントされたガースナーは、 IBM の歴史で初めての「外部」の経営者だ。コンピュータの専門的な知識は持ち合わせていない。

 そうした人が世界最強の専門家集団と対決し、彼らの既得権益を突き崩して組織を基本から変革しようというのだから、その困難さは想像に余りある。『巨象も踊る』にはその様子が詳細に描かれている。ガースナーはまず IBM の特異な企業文化に驚かされた。


 野口悠紀雄さんは、こうした強烈な成功体験を持った集団の舵を切ることの難しさを論証するとともに、戦後同様の成功体験を経験した日本の企業の未来に思いを馳せるのです。

 大企業だけの話ではありません。一度成功した体験を否定して新たな道を進む勇気は個人のレベルにおいても困難なものです。しかし、それに向かってこそ、本当の成長があるのです。

12月16日(木曜日:晴れ)


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さてさて、夢のようなお話です。ある種の藻に石油を作らせよう、というのです。

 藻類に「石油」を作らせる研究で、筑波大のチームが従来より10倍以上も油の生産能力が高いタイプを沖縄の海で発見した。チームは工業利用に向けて特許を申請している。

 将来は燃料油としての利用が期待され、資源小国の日本にとって朗報となりそうだ。茨城県で開かれた国際会議で14日に発表した。


 石油に続いて石炭もピークアウトしつつある、という報告があります。中国での発電の8割を賄う石炭。実は中国自身は純輸入国に転落しており、世界的に見ても生産能力の峠は越えている、というのです。

 となると、エネルギーの殆どを輸入に頼る日本は大変です。そんな時期に誠に夢にあふれる発見です。

 研究チームの試算では、深さ1メートルのプールで培養すれば面積1ヘクタールあたり年間約1万トン作り出せる。「国内の耕作放棄地などを利用して生産施設を約2万ヘクタールにすれば、日本の石油輸入量に匹敵する生産量になる」としている。

 炭化水素をつくる藻類は複数の種類が知られているが生産効率の低さが課題だった。

 渡邉教授は「大規模なプラントで大量培養すれば、自動車の燃料用に1リットル50円以下で供給できるようになるだろう」と話している。

 また、この藻類は水中の有機物を吸収して増殖するため、生活排水などを浄化しながら油を生産するプラントをつくる一石二鳥の構想もある。


 一日も早い実用化が待たれます。

12月17日(金曜日:晴れ)


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今朝は冷えました。ウォーキングの途中で見た田んぼでは、霜が降り氷が張っていました。最近は寝る時に完全防備で床に入っています。先ずはネックウォーマー。円筒形の襟巻きです。これをして寝ると首から肩の冷えが全然違います。それによって肩こりになりにくいのです。これはお勧めです。肩こりに悩む方には一押しです。連れ合いに買ってもらいました。本当に助かっています。ぜひ試してみてください。

 そして、ふくらはぎウォーマーです。サポーターですね。そんなものが必要になったということは年を取ったということですが、まぁ、致し方ありません。その甲斐あってか朝 5 時 20 分に目覚ましを掛けて起き出すのも、それほど辛くなくなりました。

 意地を張らずに必要なものは使用して、人生を楽しめばよいわけです。年寄りの冷水ほど、みっともないものは無いのでしょう。健康維持にも役立ちます。それで良いのです。

12月18日(土曜日:晴れ)


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今夜はロータリークラブのクリスマス例会。来週は天皇誕生日で休会ですので、今夜が最後の例会となります。

 特別ゲストとしてNPO法人ティンクルの後藤理事長や加藤学園高等学校インターアクトクラブの生徒さんと教師のみなさんが参加してくれました。

 例会では、大村保二さんが得意のマジックを披露し参加した生徒さんをはじめ皆さんを楽しませてくれました。それは見事な手さばきと話芸でした。

 私は閉会の挨拶を前もって頼まれていたので原稿を書き何十回も練習していたのですが、酔いが回って原稿が頭の中で、ぶっ飛んでしまいました。最近は筋トレのためか週末になると疲れが溜まってしまい、今夜はいささか酔ってしまいました。こんなことは初めてでした。620 字ほどの原稿ですが、演壇に上がった途端、なんだか頭がボーとしてしまい原稿がぐるぐるまわり始めてしまいました。参りました。

 何とか無事に終えることができましたが、良い経験でした。疲れていると、たいした量のお酒でなくても、こんなことになる、という経験です。反省しきりでした。

 ただ例会の中で、インターアクトクラブ前会長の女生徒さんがベトナム枯葉剤被害者のための活動を振り返って挨拶されていた内容に感激しました。自分たちが実際に活動して集めた文房具が、現実にベトナムの子ども達に手渡された事を知って、とても嬉しかった、活動をした甲斐があったと実感した、というのです。

 学校へ行ってビデオやスライドでベトナムの様子を報告した事が、こうした挨拶に繋がったと、私自身とても嬉しく思いました。彼女の挨拶を聞けただけでも今夜の例会は出席した甲斐があった、と感じました。彼女に感謝しなければいけません。

12月19日(日曜日:晴れ)


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今日は絶好のスポーツ日和。静岡は本当に気候に恵まれています。

 久しぶりに友人の古屋先生とラウンドしました。一時肘を痛めてプレーから遠ざかっていましたが、ご一緒してくれました。医師会の色々な役もこなさなければならず心労が重なっているようです。それでも、一日楽しくプレーをすることができました。

 元々は 30 台を出せる実力をお持ちですから、完全復活する日が楽しみです。

 ベトナム枯葉剤被害者写真展にもお越しいただき熱心に見てもらいました。本当に心ある先生です。これからも仲良くご一緒させていただきたいものです。一年間有難うございました。

12月20日(月曜日:晴れ)


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さてさて菅首相と小沢さんの会談が物別れに終わり、今後の展開が見えなくなりましたが、この戦いは単なる政治と金みたいなレベルの話ではなく、もっともっと大きな国の進路の問題だ、という事に気づき始めました。

 それは、以下の記事をご覧になると分かります。

 その一部を引用すると以下のとおりです。

 韓国・米国と、北朝鮮が、再び激しい戦争に入るかもしれない事態になっている。韓国軍は北朝鮮沖の南北の領海紛争地である延坪島周辺の海域で実弾軍事演習を行う計画だ。

 この海域は、韓国と北朝鮮の両方が領海と主張しているので、そこで韓国軍が実弾演習を行うことは、北朝鮮から見ると自国に対する実弾の撃ち込み、つまり戦闘行為になり、反撃が必要になる。

 韓国の演習は、北朝鮮による報復攻撃を誘発し、北朝鮮から見ると「演習」ではなく自国に対する「侵略」である



 日本のマスコミには絶対に出てこない暗闘です。つまりはこれまで通り米軍産複合体追従の路線を取りつづけるのか、東アジアを中心とした新たな安全保障体制を模索するのか。前者に位置する菅・前原一派と後者に位置する小沢さんの仲間との戦いなのです。尖閣諸島問題で中国との対立を煽る前原外相は、日本の将来にとって実に危険な存在です。国民はそのことに一刻も早く気づく必要があります。

 国民はしっかりと事実を知り、そして国の将来に思いを馳せなければいけません。マスコミの愚かな煽動に乗ってはいけないのです。かつて来た道をまた歩くことになります。あの当時も朝日新聞をはじめマスコミは鬼畜米英と国民を煽り続けました。その結果があの敗戦です。二度と同じ過ちを繰り返してはなりません。

 どうか、上記の記事をお読みください。無料版ですから、どなたでも読むことができます。

と、ここまで書いて確認したところ、 午後 9 時 25 分 現在、上記サイトにはまだ掲載されていませんでした。私は有料会員なのでメールとして送られて来ましたが、残念ながらまだネットには未掲載です。明日には掲載されるでしょう。ぜひご覧ください。日本人、必読の記事です。

12月21日(火曜日:晴れ)


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どうも風邪をひいたようで、体がだるくてなりません。締めくくりの師走に、疲れが出たのでしょうか。

 ところで、以下の記事はなるほど、と思わせます。ぜひお読みください。一部を引用すると、

 この国会で分かった事は、政権は国民生活の議論より、取引材料を探して切り抜ける事を優先し、そのくせ取引する政治技術を持ち合わせていないという事である。

 予算の議論に力を入れないから、国民に政権を後押しする気は生まれない。予算が成立しても国民生活に直結するという実感が湧かない。国民は低レベルの言い争いをただ呆れて眺めていた。


 日本の政治って、進歩しているんですかね? 菅内閣になってからは、むしろ自民党時代より悪くなっているような気がします。露骨に権力維持だけが目的化しているからです。菅首相は、何をしたいのか、さっぱり分かりません。日本をどこへ導こうとしているのか、たぶん本人の頭の中にも無いのではないでしょうか。本当に悲しいことです。

 さらに菅首相は仲間を悪者に仕立てて自分の株を上げる、という非常にたちの悪い常套手段がお好きのようです。厚生大臣時代にエイズ問題で株を上げた菅さんですが、被害者のために正義感から行動していたのかと思っていたら、何のことはない、仕事をしていく仲間であるべき官僚を悪者にして自分の手柄にする、ただそれだけの人間だったのですね。

 小沢さんへの対応を見ているとよく分かります。驚くのは、エイズ問題での活躍を理由に代表選挙でそんな菅さんを応援する政治家がいることです。本当に驚くべきことです。政治家として未熟なのか、人間を見る目が無いのか、私利私欲でしかものを見ることができないのか。どちらにしても、そんな政治家に投票するのは有権者として自殺行為に近いことは間違いありません。

 前回の民主党代表選で、自分の選挙区の代議士がどういう行動を取ったかを、皆さんもぜひ確認されるべきです。

12月22日(水曜日:晴れ)冬至


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今日は冬至。一番昼間の時間の短い日です。逆に言えば、明日からは日に日に春が近づいてくるわけです。

さてさて、録画しておいた映画、「病院で死ぬということ」を観ました。山崎 章郎医師の原作を映画化。1993年7月公開とあります。観ていてまず驚くのは、患者さんへの癌の告知が、まだまだ一般的でなかった、という点です。まるで黒澤明監督の「生きる」で描かれていたように、登場人物が自分は胃潰瘍などではなくて胃癌なのだ、と疑い悩む場面があります。いま、こんなことは起こり得ないはずです。ほぼ100%告知されるからです。それが良いことなのかどうかは、私には判断できません。

 お前は死への列車に乗っているのだ、と言われても、誰もがその列車に乗り合わせている以上、驚くべきことでもないのですが、間もなく終着駅だ、と言われた場合は、また別の話です。人はみな終着駅など遠い先のことだと高(たか)を括(くく)っているわけです。

 在原業平の「ついに行く道とはかねて聞きしかど昨日今日とは思わざりしを」は、実に率直な心情の吐露に違いありません。映画の中に登場する幼い子ども達を残して旅立つ父親は、「死んでいくのが怖いわけではない。お前たちが成長していく姿を見ることができないのが辛いのだ」という言葉は、実感できます。私も以前そんな夢をみたことがあったからです。

12月23日(木曜日:晴れ)天皇誕生日:小春日和


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絶好の行楽日和。今週に入ってからの風邪がすっきりせず、体がだるくていけません。病気になる度に健康の有難さを再認識します。どんなにお金があっても、社会的に高い地位にいても、健康が無ければ何の意味もありません。

 今日は天皇誕生日でもあります。平成天皇にはいつまでもお元気で、あのふくよかな笑顔を全ての国民に見せてもらいたいものです。あの笑顔を拝見していると、それだけで幸せになったような気分になるから不思議です。


12月24日(金曜日:晴れ)


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日本海に強い低気圧が発達。東北、北陸の日本海側では大雪の予想です。こちらは終日強い木枯らしが吹き続きました。

 予想では明日の朝までに、さらに 1 メートル積雪があるとのこと。大変な大雪です。雪国は大変です。

さてさて、今夜はのんちゃんから無事に卒業試験に合格したよ、というメールが届きました。父としても、本当に嬉しいと同時に、心から娘を誇りに思います。父の時代とは、全く違う厳しいご時世です。

 本当にきちんと勉強し、実習を重ねないと容易には卒業できません。人には言えない苦労も多々あったと思います。それを精神力で乗り越えたのですから大したものです。もちろん、あやの存在が大きかったことは論を待ちません。たくも含めて兄弟三人、力を合わせて頑張ってきたんだね、きっと。

 あとは来年の国家試験。体に気をつけて最高の状態で望まないとね。

12月25日(土曜日:晴れ)


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今日は午後から親友の大村さんと三人で東伊豆に行きました。熱川に泊まって翌日ゴルフをするためです。

 太平洋側は晴天ですが日本海側では大雪。今夜は温泉に浸かってゆっくりと歓談する予定です。


12月26日(日曜日:晴れ、強風)


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今日は、まさに強風。まるで全英オープンにでも出場したような感じです。どのホールを回っても向かい風のような気がするから不思議です。

 こんな最悪のコンディションでも、きちんとしたスコアで回る大村さんはさすがです。私など足元にも及びません。成果と課題がはっきりした一日でした。来年に向けて良い勉強ができました。

 来年も健康に注意して少しでも上達できるように精進しなければいけません。

ところで大雪のために福島では大変なことになっているようです。

 福島県会津地方は大雪のため、会津坂下町と西会津町の間の国道49号の約12キロの区間で、約300台の車が25日夜から立ち往生している。約800人が車中で一夜を明かしたとみられ、国土交通省郡山国道事務所などは26日朝からおにぎりなどの食べ物やお茶、給油用のガソリンを配っている



 とあります。自然は時に本当に恐ろしい牙をむきます。


12月27日(月曜日:晴れ、強風)


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今年の仕事も残り三日となりました。私にとっては黄金の三日間です。というのは、その後に年末年始の休暇が待っている、という楽しみ。そして当番日などの任務も無いからです。まぁ、例えれば夏休み前の小学生のような気分といえば「中らずと雖も遠からず」でしょうか。

 幸い風邪も軽快し体調も戻りました。一日家にいるだけの生活ですが、私には苦になりません。穏やかで心静かな毎日です。ありがたい事です。


 さてさて、以下の記事がありました。

 家族に頼れる時代の終わり 「孤族の国」 という内容です。これを読むと、日本の未来が薄ら寒く感じられるのは私だけでしょうか。

 あの出来事は、日本に住む1億2700万人のごく一部の人々に起きたことだった。だが、足元の地面が崩れ落ちていくような感覚を味わった人も多かったはずだ。

 住民票や戸籍という紙の上だけで生きる「所在不明高齢者」が全国で見つかった。大阪で実の母親が2人の子を餓死させた。各地の高齢者が次々と熱中症で世を去った。

 いま、この国で、何かが起きている。

 ■未来予想図

 今年、国勢調査が行われた。結果が発表されるのは来年だが、研究者たちが注目しているのは単身世帯率と未婚率の増加だ。今回の調査で、1人世帯が「夫婦と子どもからなる世帯」を上回るのは確実視されている。

 単身化は今後、さらに勢いを増す。みずほ情報総研の藤森克彦主席研究員は著書「単身急増社会の衝撃」で20年後の日本の姿を描いた。50〜60代の男性の4人に1人が一人暮らしになり、50歳男性で3人に1人は未婚者……。単身化自体は個人の自由な選択の結果であり、否定すべきことではない。その半面、高齢の単身者は社会的に孤立し、様々なリスクに無防備になるケースが多いのも事実だ。

 単身化に加え、雇用が崩壊し、地域共同体の輪郭が薄れ、家族の中ですら一人ひとりが孤立している。


12月28日(火曜日:晴れ)


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明日で今年の仕事も終了。今日は地域での餅つきの日、のようです。29 日には餅はつかない、というしきたりのようですが他の地方ではどうなのでしょう。

さてさて、小沢一郎さんが自らの「政治とカネ」をめぐる問題で、衆院政治倫理審査会に出席し、説明する意向を明らかにした、とのことです。しかしながら、私はどう考えても納得がいきません。すなわち検察が 30 億円とも言われる費用を費やして資料を徹底的に洗いだしても法律に違反しているという事実を発見できなかった、ということは紛れもない事実なのです。

 それを素人の集まりである第五検察審査会なるものが、市民感覚によって起訴するのが適当だと判断した、というのですが、どう考えてもおかしな成り行きであるのは、まさに子どもでも分かることです。不当な操作によって国民に選ばれた国会議員の行動が制約されることの重大さ、恐ろしさを分かっていながら知らん顔を決め込む議員の行動には呆れるばかりです。

 そんな状況の中で、小沢一郎さんを国会に呼びつけて何を説明しろ、というのでしょうか。単なるショーで終わることは自明のことです。それを声高に、まるで全国民が求めているかのごとく出席を求める菅首相と岡田幹事長。何を考えているのか、さっぱり分かりません。自分に有利な状況を作り出すために世論調査とやらを利用しているのでしょうが、国民とて馬鹿ではありません。少しでもものを考える人間なら、そんな見え透いた行動など見捨てるのが落ちです。

 こんな議員ばかりでは、まさに「鬼畜米英」のスローガンのもと一億玉砕にまっしぐらになっても少しもおかしくありません。マスコミが全くあてにならないのは先刻承知していますので驚くこともないのですが、当事者である国会議員のみなさんの腰抜けぶりには、本当に驚くばかりです。日本の将来が暗くなるばかりです。

 テレビに登場する国会議員のみなさんは信用できません。以下のビデオを是非参考にしてください。先の戦争のような愚かな集団行動を日本が二度と取らないためにも、我々は今こそマスコミを鵜呑みにするのではなく自分自身の頭で考えなくてはいけません。

 内容は以下の通りです。

「小沢一郎氏が、微罪もあり得ない全くの真っ白である」ことを解説した動画『犯罪捏造集団=検察の企み「小沢起訴」を打ち破る』 を、更に詳細に、サルでも分かるようかみ砕いて解説されていますので紹介します


12月29日(水曜日:晴れ)


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いよいよ今日で仕事納め。今年も一年無事にゴールにたどり着けてほっとしています。医療の世界も色々な事件が発生しました。銀座眼科での感染事件。ろくに消毒もせずに手術を施行し患者さんに後遺症を残してしまった院長の責任は重大です。

 セレブになりたかった、などと供述しているようですが、どうやら某大学教授のようになりたかったのではないでしょうか。名声と、そしてかなりの富を同時に手にした彼のようになりたかったという気持ちは分からないではありませんが、どれだけの研鑽と努力の結果なのか、という視点がそっくり抜け落ちています。一日にしてローマ帝国を作り上げようとした男の悲劇です。

さてさて、坂の上の雲が放映され明治という時代が脚光を浴びていますが、もう少し江戸時代を再評価すべきだと私は思います。対照的に描かれるためか、江戸時代は鎖国という閉ざされた世界で人々は貧しく、そして農民は搾取に喘ぎ、まるで暗黒時代のように捉えられがちですが、もちろんそんなことはありません。

 幕末日本を訪れた外国人たちの驚きは、日本人たちの貧しさや、その悲惨さではなくて、むしろ桃源郷のごとき世界にだったのです。詳しくは以下のサイトをご覧ください。

 右肩上がりの明治、極東の一島国が五本の指に数えられる世界大国に上り詰める、という成功物語は日本人を熱くさせます。ましてや不景気で坂を転げ落ちつつあるかのごとき錯覚に襲われている現在、こうした時代に憧れるのは当然です。司馬遼太郎さんは、明治は盛んに描いていますが、あまりその後の時代は描いていないようです。

 司馬さんの世界は、戦国時代からいきなり幕末に至っているように思いましたが誤解でしょうか。もちろん今の日本のように平和で豊かな状況からみれば江戸時代は多くの人が貧しく身分制度に縛られていました。自由も民主主義もないひどい時代だ、と思うのももっともですが、それは同時代の世界と比較しない限りにおいて成り立つ意見です。

 戦争に明け暮れ貧民窟には文字通り搾取される労働者としての子ども達が蠢いていた欧州に比較すれば、その違いは歴然としています。

 マスコミに洗脳され、時代の流れを読めない日本人が多数を占めている状況では、中国にもアメリカにも見放されて、もう一度「清貧な国」日本に戻らなければならないかもしれません。その時のためにも、もう一度江戸時代を学び直す必要があるのではないでしょうか。

12月30日(木曜日:曇り)


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今日からお休みです。今日は恒例の私のお仕事、便所掃除と窓拭きが待っています。掃除というのは気持ちの良いものです。終わった後は、何か心が晴れ晴れします。支援隊のようです。

(●^o^●)

 午後からは拓とテニスの予定だったのですが、天気予報では雨。寒々しい天候で、拓にわざわざ名古屋から駆けつけてもらって風邪でもひかれたらエラいことなのでキャンセルしました。結果的には雨は降らずにテニスもできたのですが、無理をしても良いことはありません。また次回を楽しみにしています。

 さて夜は、鶴橋ご夫妻と亮太君も参加して、6名で忘年会を「ひろ繁」で開催しました。美味しい料理とお酒と、そして楽しい歓談。本当にあっという間の3時間でした。亮太くんもすっかり社会人が板につき、凛々しい顔をしていました。成長したのですね。

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 来年も健康で充実した一年にしたいものです。

12月31日(金曜日:晴れ)


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■いよいよ大晦日。平成22年も最後の日です。

 今年は我が家にとって色々実り多い年でした。あやは社会人として新たな一歩を踏み出しました。たくは念願の大学院に合格することができ来年からは再度学生生活が始まります。のんはいよいよ来年卒業し、国家試験に合格すれば社会人として出発です。

 すんは相変わらず地域社会のための活動を精力的に続けています。様々な活動は私の頭では覚えきれないほどです。手前味噌ではありませんが、こうした活動をする人間がいるから地域社会は円滑に回るのです。誰もが自分のことばかり考えて行動していたら地域社会は、まさに無縁社会になってしまいます。連れ合いがこうした活動に取り組んでいることができるのは、それだけ家庭が安定し生活基盤がしっかりしている証拠です。それはすなわち私の喜びでもあるのです。まぁ程々にして欲しいと、時々思わないわけでもありませんが。

(●^o^●)


■社会的には昨年起きた政権交代の熱がすっかり冷めてしまいました。色々な意見があるのは当然です。甲乙論駁議論は尽きません。私は、肯定的に評価しています。政権交代は成熟した民主主義国家には不可欠です。紆余曲折はあるものの、少しずつ前に進めば良いのです。

 鳩山首相に対しても酷評する向きもありますが、私は肯定的です。マスコミは例のごとく否定的にしか報道しませんが、沖縄問題一つにしても、これまで基地を県外に、という意見が沖縄においてすら大勢になっていなかったのが、米軍基地はいらない、という意見はどうやら譲れない一線になったようです。

 マスコミは鳩山首相の決断力の無さが県外移設の挫折に繋がった、と言わんばかりですが、もちろんそれほど話は簡単ではありません。まず必要なのは日本国民の覚悟です。あるいは安全保障に対する構想力です。数百年に一度という大変革期にあることを、しっかりと自覚し、今後の十年、いや百年をどうするのか。しっかりと向き合い腹を括らなければいけないのです。総理大臣一人に責任を押し付ければ済む問題ではないのです。


 大変残念なのは、菅首相にそうした構想力も胆力も見られないことです。ただ総理大臣であり続けたい、という一念だけが感じられるに過ぎません。実に残念なことです。民主党は、もう一度政権交代を果たした原点に帰って国民のために頑張って欲しいものです。

 国民もマスコミのプロパガンダに振り回されることなく、しっかり自分の頭で考えないと日本の進路は暗いものになります。

 平成23年が、少しでも明るい年になることを心から祈って除夜の鐘を聞きたいと思います。

 
(●^o^●)

現在19時45分。たくとすんと三人でNHK紅白歌合戦を見ていますが、その前に放送された19時のニュースで、大変残念な報道がありました。

 女優の高峰秀子さんが肺がんのために 12 月 28 日亡くなられたのです。 86 歳でした。代表作の一つである「二十四の瞳」をご覧になった方は多いと思います。昭和二十九年上映作品ですので、さすがに当時一歳の私は観ることはできませんでした。それでも小学校の時でしょうか、みんなそろって学校で観に行ったような記憶があります。しかし内容に関してはほとんど記憶がありません。

 その後、朝のラジオ番組に出演した際に紹介された本、「私の渡世日記」を読みました。軽妙洒脱な執筆ぶりは名エッセイストの走りだったのではないでしょうか。私の愛読書の一つです。

 Wikipedia の内容は、大変参考になりました。ぜひお読みください。彼女の人となりがよく分かる内容となっています。Google で「高峰秀子」と入力すれば容易に辿りつけます。

 心からご冥福をお祈りいたします。