2012年4月7日(土曜日)


■二年ぶりでしょうか。同級生の成ちゃんと学会で落ち会うことができました。県立病院の眼科部長として真摯に仕事に取り組んでいる忙しい毎日の中、指導医として彼にとっては学会の参加も仕事のうちです。

たまの学会が息抜きかもしれません。私も本当に楽しみでした。先ずは上野公園に向かい花の雲を楽しみました。松尾芭蕉が、「花の雲 鐘は上野か 浅草か」と詠んだ元禄の頃から、上野は花見の名所だったに違いありません。

いささか肌寒かったのですが、トンネルのように満開の桜で覆われた300メートルほどの通りは、まるで山手線の車内のように、人で溢れていました。

両脇にはシートを敷いて大勢の人々が酒盛りの真っ最中でした。景気が悪いとは言っても、こうして庶民が羽を伸ばせるのも、平和であるお陰です。本当に有り難いことです。

そして、そのまま御徒町に足を運び居酒屋で歓談しました。成ちゃんが下戸だったことをうっかりしていました。息子さんは、しっかり飲めるようですから、母親の血を受け継いでいるのでしょう?

仕事のこと家族のこと。話は尽きません。今年は富山も何十年ぶりかの大雪。私が始めて富山に住み始めた年も大雪でした。雪国で暮らしことのない私には、何もかにもが知らないことばかりで、本当に大変でした。成ちゃんの助けが無かったら、冗談抜きに生きて冬を越すことは出来なかったでしょう。本当に命の恩人です。

恩返しのつもりでしたが、彼の結婚式では自作の詩を朗読しました。後にも先にも、あんなことをしたのは、最初で最後でした。それだけ、彼には感謝していたのです。

三時間近く歓談し、さらに喫茶店でコーヒーを飲んで別れました。お互い子どもの事では、いくつになっても悩みは尽きません。共感することばかりです。


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拓の大好きな国立西洋美術館


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桜のトンネルを楽しむ大勢の人々


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花の雲の下では宴会が真っ盛りでした


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ゴミの整理もたいへんです。


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花の雲とは、よく言ったものです。


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宿が浅草蔵前駅近く。目の前が隅田川で12階のお風呂からは、スカイツリーが一望できました。


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東京国際フォーラムでは、マーケットが開かれていました。


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花の雲を背景に成りちゃんと並んで。お互い老けました。


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成りちゃんが下戸だったことをうっかりしていました。楽しいひと時でした。