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2013年2月10日(日曜日:晴れ)


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■今日は11時20分に待ち合わせて、「地球遺産 キラウエア火山プラス星のツアー」に参加しました。二人で300ドル。ガイド役のコウジさんが運転手プラスガイド役をしました。

コウジさんは航空会社に10年ほど勤務されていた頃から、世界中を旅して回ったそうです。そうこうしているうちに、ハワイ島を訪問するようになり、その魅力に魅入られてしまったようです。

移住する、という決断を夫婦でした後は永住権の取得に向けて、申し込みを開始したそうです。Green Card の当選確率は、1% だそうですが、運良く一回目で奥さんが当選されました。

次は、仕事の確保。今ではインターネットがありますので、調べてみるとハワイ島のお気に入りのホテルで日本人マネージャーを募集している事に気付きました。そのホテルには何度も滞在し、様子はすっかり理解していたお陰で、無事に職を得ることができました。

さて、こうして移住を実行してみて困ったことが二点ありました。一点は家を借りるには、その前に借りていた家のお大家さん二人のお墨付きというか、推薦状が必要だ、という点。これまで住んでいたわけではないので、お墨付きは貰いようがありません。

日本人は律儀できちんと家賃を払うし、部屋も汚したり壊したりすることも少ないという評判のお陰で、家を見つけることが幸い出来たそうです。

もう一点は、クレジットカードを作ること。日本では難なくできた事ですが、新しく生活を始めるとなると壁が立ちはだかります。これも車のローンを組んで、きちんと支払いを続けることで乗り切ったそうです。日本では難なく始められることも異国で一から生活を築いていくのは、コウジさんのような海外通であっても、大変な苦労が伴うようです。


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 まずは昼食を取るために、「テックス・ドライブイン」に立ち寄りました。ここでは「マラサダ」というお菓子を買って食べました。ここのマラサダはハワイで一番美味しいという評判です。


 マラサダとは、Wikipediaによれば、

 マラサダ(Malasada)はポルトガルの菓子。アゾレス諸島のサンミゲル島で作られた。マラサダは、イースト菌で発酵させた卵大のパン生地を油で揚げ、グラニュー糖をまぶして作られる。手で掴んで油に入れる時に何の形に見えるか言い合う遊びがしばしば行われる。伝統的なマラサダには穴も具もないが、クリーム等の具を詰めたものもある。

 また、もともとマラサダを作るのは、四旬節の間は禁じられるラードや砂糖を使い切ることが目的だった。「灰の水曜日」の前日に当たるマルディグラの日によく食べられる。なお、ポルトガル本国では数百年前から揚げパンといえばフィリョスが一般的であり、マラサダは知名度も低く、あまり店頭でも販売されていない。

 今日では、ハワイ島には多くのマラサダ専門のパン屋がある。 マルディグラは、ハワイでは「マラサダの日」としても知られる。ポルトガル人移民の多くはカトリック教徒であり、受難節の前にラードや砂糖を使い切らなければならないため、彼らはたくさんのマラサダを作り、プランテーションで働く他の人種の移民達にも分け与えた。こうしてハワイにマラサダが広がった。


 お菓子一つにも苦難の歴史が秘められているのですね。

■ところで、このマラサダの御店から滝に行く途中に、映画館が一軒ありました。コウジさんの説明では、戦後間もない頃、美空ひばりさんが現地の日系人の方々を慰問するというか、応援するために、この地を訪れたそうです。

 日本が真珠湾を攻撃した 1941 年当時、ハワイの人口の半数は日系の人々が占めており、本土のように強制収容所に送られたり、財産を没収されたりしたことは無かったそうです。そして機密が漏れる心配がある、ということで徴兵制度からも外されていたとのこと。

 ですからハワイの日系人は、真珠湾攻撃の後でも変わらない日常生活を送っていたそうですが、お話を聞いて実に意外でした。

 その後、ハワイの日系人志願兵によって作られた 442 部隊が欧州戦線で大活躍したことは、映画などで多くの人がご存知のはず。昨年亡くなったダニエル・イノウエ上院議員も、442 部隊の生き残りだったそうです。


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アカカ滝州立公園に到着しました。


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アカカ滝の全容


 アカカ滝については、ネットによれば、

 ヒロの北にあるアカカ・フォールズ・ステートパーク(アカカ滝州立公園)は、周囲を森に囲まれたとても気持ちのよいところです。ワイピオ渓谷と並び、ハマクアコースト(ハワイ島の東海岸)で人気の観光スポットとなっています。ワイコロア方面の乾いた空気からは全く想像できないほど水と緑が溢れていて、何度も深呼吸したくなってしまいます。

 この州立公園のメインは名前の通り、アカカ滝です。落差128mもある立派な滝で、滝壷までが遠く見えるほど。雨が多いため水量が多く、見応え十分です。そしてもう1つ見ることが出来るのがカフナ滝。落差30mの小さな滝は、半分姿を隠しながら山肌を流れ落ちています。

 水の豊富なこの周辺は以前は聖域とされていました。ですから神話や言い伝えが色々あるそうです。ハワイアンソングでも歌われていますね。

 散策路はループになっていて、どちらから周っても同じ地点に戻ってきます。私たちはいつも反時計回りに歩くのですが、それは最初にカフナ滝を見て、最後にドーンとアカカ滝登場!…というように見たいからです。でもトレッキングの本では「時計回りのほうが楽」と書かれていました。確かに途中で階段の上り坂が続きます。でも、大変なほどの坂ではありません。お好きなほうへ回ってください。

 トレイルでは植物の観察を楽しむこともできます。ジンジャー類やモンステラが大きく成長し、竹林が生い茂っています。ポトスやモンステラは日本でもお馴染みの観葉植物ですが、ここに自生しているものは、思わず『なんだこりゃ!?』と言ってしまうほど、葉が大きくオバケみたいですよ。



 
 確かに、この記載にある通りでした。

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 二人共新婚旅行の写真と比較すると老けました。当たり前です。

(●^o^●)


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 ここは定番のクッキー屋さん「ビッグアイランド・キャンディース」。お店のホームページによれば、

 『ハワイ島のお土産といえば、まず名前があがるのは「ビッグアイランド・キャンディース」。とりわけ有名なのが、バターとマカデミア・ナッツがたっぷり入ったリッチな味わいのショ-トブレッド・クッキー。オリジナルの商品は、すべてお店に直結したファクトリーで作られ、いつもできたてです。実は、ほんの一部を除いて、このお店の商品は、ハワイ島ヒロの工場直営店でしか入手できませんので、他の類似商品とお間違えなく。ハワイ島ヒロを訪れた人だけが手に入れられる限定スイーツですが、日本から便利で簡単なオンライン・ショッピングで購入できることになりました。』


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ハワイ火山国立公園 ボルケーノ広域地図


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 これは、Keanakakoi Crater (ケアナカコイ・クレーター)のようです。


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溶岩流が流れた後にできたトンネルです。


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 見渡す限りがキラウエア・カルデラです。まさに不毛の大地。溶岩が冷えて、そのままの姿を晒しています。


これがキラウエア・カルデラ。ネットによれば、

『キラウエア・カルデラ(キラウエア火口)。カルデラという言葉はクレーターよりも巨大なことを意味していて、その名の通り、驚くほど大きな火口です! 火口の淵を一周する道は全長17.7kmにもなります。道沿いには火山博物館やいくつもの展望台、溶岩トンネルなど見どころもいっぱい。

 またチェーン・オブ・クレーターズ・ロードを30km下って終点まで足を伸ばすのもお勧めです。キラウエア・カルデラ周辺とは全くスケールの違うダイナミックな火山の雰囲気と、地球のエネルギーの凄さを肌で感じることができますよ。丘の上からどっと押し寄せてきた溶岩流の痕跡(ホーレイ・パリ)が圧倒的に目の前に広がる景色、これは個人旅行でないとなかなか見ることが出来ません。

 カラパナ側にオーシャンエントリー(海に流れ込む溶岩)がある時は、国立公園側の海岸線まで下りるツアーが少ないためです。』

 と、あります。まさに、このコースを案内してもらいました。


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さんな大地にも命が芽吹いています。


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溶岩台地を背景に。見渡す限り溶岩、また溶岩です。


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コージさんが運転し私達10名の観光客を乗せたランクルです。


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 このオプショナルツアーに参加したみなさん。キラウエアの溶岩の灯火。地下80メートルにある溶岩溜りから漏れ出る光です。