2006年3月19日


京都への墓参り


 3月18、19日は、両親と兄弟で京都へ行ってきました。名古家の墓参りと父方の兄弟家族が一堂に会したのです。皆さんに会うのは、何年ぶりでしょうか。私には、初めてお会いする親族の方々ばかりでした。

 二歳までしか京都にいなかった私にとっては、父や母の口から出てくる従兄弟たちの名前は、聞き覚えはあるものの、まるで遠い異国の人々のような気がしていました。大津のおじちゃん、おばちゃんがセットしてくれて、このような素晴らしい機会ができたのです。

 もう一度、元気な顔を見る機会が、果たしてあるでしょうか?



■前日の夜は、みんなで美味しい京料理に舌づつみを打ちました。








■本家の墓参りをしました。






■母の実家の工場が以前にあった場所のようです。今はすっかり様子が変わってしまって面影は無くなった、とのことです。父は懐かしそうに見つめながら、去り難かったようです。当時は母方の祖父のビジネスも順調で、経済的にも豊かな時代だったようです。

 その後ビジネスが傾いてしまい、父は慣れない東京へと仕事を求めて移住することになったのです。

■四つ年上の姉と二つ年上の兄とは、京都時代の思い出話に花が咲くようですが、私はいつもつんぼ桟敷です。記憶が全くありません。

 父が仕事から帰ってくると、あの曲がり角で母が子ども達と一緒に出迎えた、といったたぐいの思い出話なのですが、私には別世界の話です。いつも通っていた銭湯が、あの場所にあったわよね、と姉が話すと、兄がそうだったね、と応じるのですが、私一人取り残されているのが常でした。

 そういった面では、末っ子は哀れです。